「松竹の時代映画は安心してみる事ができます。」仕掛人・藤枝梅安2 YAS!さんの映画レビュー(感想・評価)
松竹の時代映画は安心してみる事ができます。
前作が良かったので、とうぜん観ました。
「坂の上の雲」や大河ドラマをつくる”最近のNHK"よりも、遥かに 時代考証が正確で、それでいて、鑑賞者に違和感を与えない程度に 程好く"今風に魅せて"とても観やすい映画に仕上がっており、撮影にも無理がなく
役者全員も きちんと演技をしていました。
前作も褒めたが、明暗をきっちり付けた 照明(ライティング)が芸術的に美しく、カメラ撮影も完璧だ。
画面構成も慣れたもので、ケチのつけようがない。
今回は主人公仕事人の2人以上に
佐藤浩市さん演じる 半十郎の人生 をどうしても考えてしまう。
江戸時代の身分制度は、親ガチャ だから、運命に逆らう事はできない。
その中で、精一杯がんばって生活し、何ら落ち度のない身なのに
酷い仕打ちをされたら、たまったものではない。
そうなったら、何かに怒りをぶつけるしかない。
その最後の怒りをぶつける 直前に、菅野美穂さん演じる おもん からの対応と言葉に
亡き妻をみたのでしょう。。。。
松竹が創る時代劇は 必ず見るので、「藤枝梅安 3 」を期待したい。
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