「柳の下の二本目の鍼はツボを外さず」仕掛人・藤枝梅安2 シネマディクトさんの映画レビュー(感想・評価)
柳の下の二本目の鍼はツボを外さず
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前作は、お話しが冗長で、手堅くきれいにまとめただけだったけど、今回は登場人物達の恨みの連鎖や男女のドロっとした暗い情念がドラマに緊張感を持たせて、割といい感じでした。仕掛のテクニックも、毒を飲まして首にかけた縄を引き上げて絞め殺したり、天井裏から放った毒矢で眼球をつぶすなどエグいながらも工夫があります。また、ドラマを支える脇役陣も充実していて、見せ場を盛り上げます。椎名桔平の外道振りをはじめ、佐藤浩市の白髪で深いシワすらも迫力の執念深さ、石橋蓮司が依頼金が安すぎる時に見せる裏稼業の不気味な表情など、皆さんの顔芸とも言える怪物ぶりが凄かったです。役者では、豊川悦司,片岡愛之助は、はや安定的な仕掛人ぶりでした。
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talismanさんのコメント
2023年4月10日
コメントありがとうございます!鬼平犯科帳の原作、面白いようですね。文庫本全部を一気に読んで当時の地図まで頭に入れてオタク状態になった家族が居ますわ。