「トビー・フーバーに捧ぐ?」X エックス kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
トビー・フーバーに捧ぐ?
70年代テキサス州といえば『悪魔のいけにえ』シリーズ、2003年にリメイクされた『テキサス・チェーンソー』を思い出してしまいます。アート的な作風で知られるA24製作ということもあり、期待は高まるものの、ホラー全盛期の雰囲気そのままで斬新な映像は特に見られなかったところが残念なところ。ワニを登場させたのも『悪魔の沼』(1976)をオマージュしたものだろうか。
特徴といえば、サイコキラーが老夫婦といった点のみ。残忍な殺し方も普通の殺人のごとく特筆すべきところはなく、若さを羨み、ほぼ80歳なのに性欲がある老婆なのだ。アラサー、アラフォーといった年齢略称で言えば、アラエイ・・・
前半はグダグダとポルノ映画撮影ばかりで、恐怖シーンはほとんどない。もしかしたらホラーじゃなかったのか?と勘違いしそうにもなった。ミア・ゴスの顔の右半分がシミ・ソバカスだらけだったというこだわりもありました。もうミア・ゴスじゃなく「ミス・ゴア」でいいんじゃない?!てな感じに思っていたら、エンドクレジットではマキシーン役とパール役の二役??と驚かされ、ポストクレジット映像でさらに衝撃!実は『パール』の後日譚だったと・・・わけわからん。あーあーあん、やんなっちゃった・・・と牧伸二ネタも入れておきます。ウクレレじゃなく、ジャクソンがギターを弾くシーンもあり。
なんだかんだと言っても、ジェナ・オルテガの恐怖顔が『ヘレティタリー』のトニ・コレットのように印象に残るし、前日譚『パール』の期待度が高まった。それにしても老婆を演じていたのはミア・ゴスだったのか気になります。ひょっとすると、マキシーンがパールの孫だというオチがついて、サイコキラーの遺伝子を受け継いでいたのかもしれないと大胆予想してみます。
kossyさん
共感ありがとうございます。
エンドロール良く見て無かったから知らなかったのですが、あの老婆ってマキシーンと同じ女優だったのですか?
それならkossyさんの予想に大賛成です。
なんかスッキリした気持ちになりました。
ありがとうございました。