「幸せの形は自分が決めればいい」セイント・フランシス bionさんの映画レビュー(感想・評価)
幸せの形は自分が決めればいい
男で性的にはストレートである自分にとって、共感できるポイントは少ないにもかかわらず、なぜか自分も救われた気がする。
夏休み中の6歳児とナニーの日常を中心にストーリーは進んでいく。大きな事件が起こるわけでもなく、燃え上がるような恋があるわけでもない。それでも、スクリーンに観客を惹きつける力がすごい。
リー・オサリヴァンが素をさらすようブリジットを演じていることが伝わってくるし、演技をしているようには見えないほど、自然な表情を見せるフランシスを追いかけていると、あっという間に時間がすぎてしまう。
幸せの形というのは、周りが決めるものではなく、自分が決めればいい。フランシスの笑顔を見て、そう思った。
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