「幼なじみの凪に石巻まで会いに行く話。」3653の旅 caduceusさんの映画レビュー(感想・評価)
幼なじみの凪に石巻まで会いに行く話。
完全な自主制作映画のため、評価はしづらい。
東日本大震災を題材にすると、ストーリーの広がりもなかなか難しい。
主人公玲は男友達の祐太と石巻に行き、幼なじみの凪と会う。玲は引きこもりがちになっている凪と初対面の祐太の仲を近付けようと、仕事のふりをして、凪と祐太を二人きりにする。
そして、凪が祐太の元へ行く行かないという話になるのだが、短編ということもあり、まったく時間的脈略もなく恋愛感情に至るあたりは、なかなか厳しい部分がある。
野本梢監督として、映画を世に出すとしたら、やはり「愛のくだらない」を越えるものを出さなければいけなかったと思うが、かなりのバージョンダウンを感じてしまう。
「3653の旅」という題名の意味も劇中ではわからなかった。
また次回作を期待します。
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