「女性(のん)が主演なのですが、さかなくんが良い意味でフツウとは逸脱...」さかなのこ まゆうさんの映画レビュー(感想・評価)
女性(のん)が主演なのですが、さかなくんが良い意味でフツウとは逸脱...
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女性(のん)が主演なのですが、さかなくんが良い意味でフツウとは逸脱していること、特異性を違和感なく醸し出すことに成功していると思いました。この配役は作品の要と言っても過言では無いのでは。
(ちょっと思ったんですが、のんさんて、何を着てもおしゃれに見えるのは何でですか??あれは衣装さんがそこんとこ意識してるのか、それとも彼女が着こなしちゃうからなのか)
近頃思うのですが、テレビの動物系番組で驚愕することが多々ありまして…ご存知の方も多いでしょうが、鳥が言葉(鳴き声)で会話したり、違う種の生物とお互いの言葉を学び合っていたり(例えば蛇が来たぞ!逃げろ!を、違う動物が種を超えて互いに意思疎通してるらしい)、イカとかタコとか知能が高くて、手を振って挨拶すると、足をユラユラ振り返して返事してくれてるように見えるとか、水草の輪を何度も潜って遊ぶ魚が居たりとか…
人間が知らないだけで、本当はもっと高度なコミュ力があって、心があって、それを私たち人間は飼ったり食べたりしてるのかなぁって。さかなクンて、一般の人には想像も出来ないような光景が見えてるのかなぁ、と思いました。ちなみに私が今一番気になっているのはモルモットと砂漠に住むダチョウです。魚じゃないんかい。
主人公の、周囲の人間模様と、人々の温かさや交流が特に好きです。
少し苦しくて切なくて、羨ましいような、憧れるような、大事にしたい素敵な作品でした。
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