「本名を拉致して人質に取るなんて…どんな事情があろうが“能年玲奈”名をのんに返せ!」さかなのこ KENZO一級建築士事務所さんの映画レビュー(感想・評価)
本名を拉致して人質に取るなんて…どんな事情があろうが“能年玲奈”名をのんに返せ!
さかなクンの中性的な資質を踏まえて、
彼の役を女性にしたアイデアは、
時代的な風潮も踏まえての
ことでもあったのか、
企画上の上手い判断だったのでは
ないだろうか。
正直なところ、全編観るつもりはなく
録画して、のんの登場シーンだけを
掻い摘まんで観て終わらせるつもりだった。
しかし、キネマ旬報ベストテン第18位
という評価にも関わらず、
他の方々の高いレビューに促されるように
全編鑑賞。
内容については、
・のんの演技力
・さかなクン本人の登場の是非
・脚本の出来
等々、色々と悩ましいポイント満載だが、
そんなことはどうでも良い鑑賞後感
が残った。
性別を超えた主役のキャラクター設定
も生きたのか、
最後にはのんのキャラが
完全にさかなクン本人に二重写しになって
いたことには大変驚かされた。
それにしても、
のんの天然キャラ的清々しさは、
朝ドラ「あまちゃん」でも感じたように、
他の人には置き換えられない
彼女の特異な個性だ。
私は詳しい経緯や法的なことは知らないが、
“能年玲奈”名を拉致して
人質に取っている会社、
人の風上にも置けない。
どんな事情があろうが、本名を彼女に返せ!
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