「タコをしめるシーンさえ無ければ」さかなのこ ドリコウさんの映画レビュー(感想・評価)
タコをしめるシーンさえ無ければ
まあまあいい映画でした。小学生時代は演じている子役の女の子が可愛らしくて明らかに女児なので、ももちゃんとの仲のよさを、エロいと男子たちにはやしたてられるシーンは女同士なのになぜ?と感じました。高校生になったのんは学ランも自然と似合い、なぜか髪が長いけど男か女かどっちでもいい自然な感じで見れました。
お母さんの教育方針とかすでにネットで知っていたので、ネットに出てないことを描いてて欲しかった。あの帽子は皮膚の一部だと言い国会でも脱がないほど被る事にこだわっているのはなぜなのかとか。本人は自分の性格に悩んで困ったことがなかったのか?いわゆる発達障害の人は生きづらさに悩むことが多いですが、そういうことはなかったのか?もう少し内面に切り込んだ描写が見たかった。あとタイトルにも書きましたが、お父さんがタコを締めるシーン、グロすぎて残酷すぎてトラウマになりそうです。何度も何度もフラッシュバックし、最後まで気分の悪さが残った。大人も子供も楽しめる映画とあるけどとんでもない!あんなシーン必要ないです。ショックなことにあのシーンを面白かったと言ってる意見が複数ありびっくりします。鮎の釣り堀で釣った魚の口からかぎ針を抜いて丸焼きにするだけで、女児が「かわいそう、食べたくない、帰る〜!」と泣き叫んで親が困っていたのを見たことがあります。今回のタコを殺すシーンはそれの比較にならないほど残酷でした。みー坊がアジをしめて、これは殺したんじゃないというシーンも残酷だけど、丁寧な手つきで捌く様子は魚への敬意が感じられてまだマシでした。