「さかなクンの人生に感動!」さかなのこ 三輪さんの映画レビュー(感想・評価)
さかなクンの人生に感動!
さかなクン(のん)の人生を、ほぼトレースしているので、学ぶところ多しです。感じたのは、日本の教育は努力して、頑張って、必死になって、競うことばかり教えていますが、さかなクンの生き方は、本当は一番美しいと思いました。普通の生き方という言葉が作品の中でも象徴的に語られますが、その生き方が本当に幸せかと思うと疑問です。さかなクンを強制的に普通の人間に戻そうとする先生に対して、「この子には好きなことをやらせてください」と言う母親こそ、偉大だと思いました。さかなクンの人生の発端は、水族館で買ってもらった魚貝の図鑑です。そして、絶大なる魚オタクになって生きていく姿に圧倒されます。高校生の時には、その魚愛が、不良たちも含めて周りを幸せにしていくのです。楽しいことは伝染するのは間違いないです。やがて、さかなクンは同窓生の力を借りてテレビ出演をし、博士になっていきますが、そこにたどり着くまでの道のりは側から見ていると苦闘です。しかしそれがあるからこそ、見事に彼の人生シナリオの達成ができた時には、手放しで泣けました。のんはこの作品で男性のポジションを演じていますが、時々女性に見えたりして、その中性的な存在感を醸し出す不思議な魅力には完敗です。
低評価の私のレビューに共感ありがとうございます。本作は結構期待していたんですが、ちょっと個人的に受け付けない作品でした。
以前レプリカントの名前でレビュー書いてましたが、サイトに全削除されてしまい、今は別の名前で投稿してます。今後もよろしくお願いします。