蛇王島 キングスネーク・アイランドのレビュー・感想・評価
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やっぱり、怖いのは人間の方
要するに巨大アナコンダの中国版ホラー、蛇のくせに船を襲うなんてシーンはジョーズへのオマージュか、確かに怪物なのだが一番悪いのは欲に目のくらんだ人間と言う設定。
大蛇の棲む島をリゾート開発しょうなんて不動産屋、ジュラシックパークにしようとでもいうなら分からないでもないが話の都合上、悪役が欲しかっただけに思えてしまう。
蛇の卵が美容食とは気味悪い、まあ、猿の脳みそや熊の手まで珍味と有難がる人たちだから不思議はないがゲテモノ食いはコロナの二の舞、いい加減目覚めて欲しい。
人間と蛇と
無人島で大小様々な蛇が多数生息する蛇王島のリゾート開発が進められる中、島で蛇の密猟者たちが惨殺死体となって発見される事件が起きる。
蛇王の末裔であるチェン・ジョンは、残された映像から太古に絶滅したはずのティタノボアの仕業であると県に進言。リゾート開発の中止と蛇王島を保護区に認定すべく調査員の美女と共に島を訪れるのだった...
一方巨額の投資を無駄にしたくない不動産会社の会長は、もう一人の蛇王に蛇王島に生息する蛇の駆除を依頼。蛇王島で蛇王VS蛇王の対決の時が迫っていた...
人間と自然の共存及び共生のテーマはもちろん、ドタバタなお話の流れも前作とほぼ同じ。ただ今作は2人の蛇王の対立を軸にしており、一概にどちらが絶対的に正しいわけではなくどちらにも一理あるかもなという、蛇を守ろうとする者と狩る者の衝突から、その本質を問おうとしているところは注視すべきだろうか。
舞台を現代へと置き換え、都合の悪い事実からは目を背け、都合の良い事実ばかりををフィーチャーする現実を前置きにし提示される「必ずしも公にする必要は無い、秘密にすることで守られるものもある。」とする1つの解はいったい何を意味するのだろうか・・・
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