バッドガイズのレビュー・感想・評価
全86件中、21~40件目を表示
新たな怪盗たちにハートを盗まれていきました
ドリームワークスらしい動物を擬人化した単なるファミリー向けアニメーションと思うなかれ。
こりゃ日本のアニメファンにこそウケるのではないか。
だって気分はまさに、アレ!
スリのウルフ、金庫破りのスネーク、ハッカーのタランチュラ、変装のシャーク、怪力のピラニア。
彼らはウルフをリーダーとする、泣く子も黙る怪盗集団“バッドガイズ”。
華麗な盗みのテクとチームプレーで、狙ったお宝は逃さない!
もう完全に『ルパン三世』!
ウルフのキャラ像も。クールでコミカルな二枚目半。イカした台詞。ワルだけどカッコいい。ルパンやん!
仲間はルパン・ファミリーとはちょっと被らないけど(相棒のスネークはお喋りな次元…と思ったけど、次元はもっとダンディだし)、チームワークの良さは引けを取らない。
バッドガイズ逮捕に執念を燃やす女署長は銭形のとっつあんっぽかったけど、とっつあんはもっと名物キャラ。
でもでもでも、彷彿させつつ、アニメーション界に新たな怪盗集団現る!
『ルパン三世』など日本のアニメ/漫画、『オーシャンズ11』(華麗なチームプレーは寧ろ本作のよう)やタランティーノ作品(OPシーンはまるで『パルプ・フィクション』!)などのクライム・ムービーからインスピレーション、リスペクト、オマージュ。
私のハートも始まって早々に盗まれてしまった。
話はただの怪盗集団お宝狙う!だけに留まらず、凝ったストーリーやテーマやメッセージがバランスよく打ち出されていた。
バッドガイズが次狙うは、“黄金のイルカ”。伝説の怪盗“クリムゾン・パウ”も奪えなかった秘宝。
挑発する知事のメスギツネ、ダイアンや署長に目にものを言わせてやる!
いつもながらの用意周到な計画。滞りなく決行。
今回も華麗に成功!
…と思いきや、寸での所で失敗。遂にバッドガイズが逮捕された!
このまま刑務所送り…と引き換えに、ここで提案。
街の名士であるモルモットのマーマレード教授の更正プログラムを受ける。“バッドガイズ”を“グッドガイズ”に。
ダイアンの後押しもあって受ける事になったのだが…
俺たちがまんまと“グッドガイズ”になる訳ねーよ。
協力するフリをしつつ、再び秘宝を狙う。
が、その裏で巨悪の陰謀が動いていた…!
ズバリ、黒幕はマーマレード。
とあるシーンのおばあさんと暗示もおそらく彼だろうと察しが付いた。
街に落ちたハート型の隕石。その研究への功績で募ったチャリティー金と隕石も盗む。
率いるは、隕石のパワーで操る恐るべきモルモット軍団…!
…って、これ最近“ペット・ヒーロー”で見たぞ。可愛いモルモットが実は悪ってのは、最近のハリウッド・アニメの定番なのかしら…??
クールビューティーなダイアン。彼女も何か一癖ある気がした。その意外な正体までは分からなかったが。
キャラの一捻りや陰謀などうっすら予想は付く。しかし先が読めてしまう面白味の無さではなく、いい意味で予想通り展開していく小気味良い面白さ!
ストーリー、演出、テンポ、音楽、キャラ、全てが快調!
吹替で見たが、尾上松也、安田顕、ファーストサマーウイカ、チョコプラ長田、A.B.C-Z河合らも上々。
クールなアクション・シーンは『スパイダーマン:スパイダーバース』風。
計画や作戦は本当に痛快。
ウルフとダイアンも大人な関係。
仲間の絆もしっかりと。
チームに亀裂が。終盤、相棒に愛想を尽かし、あっちに寝返る。
だけど、やはり見捨てられない。仲間、友の絆が再び…。
持つべきものは、仲間や友。それこそが一番の宝。バッドガイズ・フォーエバー!
王道だけど、それがいい。
もう一つ…いや、一番のメッセージ性。
オオカミ、ヘビ、クモ、サメ、ピラニア…イメージ的に怖かったり、嫌われアニマル。
一方のモルモットは弱々しく、可愛らしい。
そのレッテル通りなのか…?
よく言うではないか。綺麗な薔薇には棘がある。可愛い顔したモルモットには要注意!
確かに彼らはワル。そうやって生きてきて、それが誇り。生き甲斐。
でも、盗みはするけど(勿論悪い事だけど)、決して他人を傷付けない。ここら辺も『ルパン三世』っぽい。
根っからの悪人じゃない。バッドでグッドな奴ら。
レッテルやイメージへの偏見や訴えは、『ズートピア』のよう。
『ズートピア』ほど深くはないが、それでもエンタメ性と上々。
ドリームワークス・アニメーションと言えば、『シュレック』『マダガスカル』『カンフー・パンダ』、最近だと『ボス・ベイビー』が人気だろうが、個人的には『ヒックとドラゴン』に次ぐお気に入りになった。
続編…いや、シリーズ化強望!
誰だっていい事をすればハートが心地良くなる。それこそ、尻尾がフリフリしてしまうくらい。
人は変われる。
だけどやっぱり、ワルはやめられねぇ。
このアンバランスな魅力を持った名キャラたちに、古今東西魅了される。
そう、
奴らはとんでもないものを盗んでいきました。我々の心です。
BADな怪盗にハートを盗まれた〜!
試写会にて鑑賞
翌日、朝早くからの予定があったので行くか悩んでいた試写会でしたがお友達が声をかけてくれて同行させてもらいました!
同行させてくれてありがとう…!最高に楽しい映画だった!!
吹き替えキャスト豪華すぎ!&キャラ似合いすぎ!
BADな怪盗達に私のハートはまんまと盗まれてしまいました🥰
ウルフ様イケメンなのに尻尾ふさふさワンコ🥺💕
デジタルな3D映像なはずなのに2Dアニメーションに見える…!映像がすごい!
ダンスシーンは必見です!
そしてサングラスと首でリズム取るの最高👏大好き🕶🎶
怪盗映画やアニメのリスペクトを込めたオマージュも…✨
何番煎じだという展開はありますが、子供向け映画ですし頭を空っぽにして楽しめます!
映像も良かったしキャラも個性的で可愛くて大満足の作品です。
チーム物・バディ物としても最高な悪党たちのハートフルムービーでした!
私の好きなキャラはマーマレード教授(cv.山口勝平)です…!
感想投稿溜めすぎていて、観てから何ヶ月も経ってしまった…😢
もう一度観たいと思える作品なのでレンタルしてまた観たいと思います😊
子供も大人も楽しめる☺
予告のときから気になってたアニメ作品で、TOHOシネマズの試写会に当選@オリナス錦糸町したのでありがたく拝見。
普段なら字幕一択の映画選択だけど、今回当選したのは吹き替え。最近の吹き替え声優陣って本当に豪華。主役のミスターウルフの尾上松也はもちろん、スネーク役ってあたしの大大大好きな安田顕ぢゃないかっ!!
悪役顔な動物たちのオンパレードで結構ワルなストーリー展開を予想していたらどうにも抗えない動物的習性がところどころに散りばめられていたり、ワルといえどいいことしたら心がほっこりしちゃうのは否定できなかったり、なんか憎めない展開が盛りだくさん。お子様と一緒にでも安心してみられるストーリー♫ちゃんとひねりもあって大人だって満足できる。(って書いているけど正直観たのはもう半年近く前。。。機会があればもう一度観たいな❤)
今年のベストアニメーションです!
安定のクオリティを放ち、メッセージ性も高い1作
タイトルなし(ネタバレ)
海外の3DCGアニメ作品でよく見る、「ひたすら美麗で緻密な映像」を予想していたが、良い意味で裏切られた。とにかく演出がいい。3DCGで「絵柄が変わる」(マンガで言うところの、ギャグシーンで劇画風になる、のような)表現ができるのか!と驚いた。
また、本筋とそれ以外をストイックなまでに峻別し、しかし本筋以外のシーンもギャグに昇華することで取りこぼさない姿勢がよかった。つまりどういう話だった?と聞かれて容易に要約できるのに、それ以外の点でもお腹いっぱいになったという感慨がちゃんと残る。「あれってどうなったの?」もない。
キャラクターの描写も上手いと感じた。キャラクター一人一人を紹介しつつ、相関関係の中で内面を見せていくやり方に技術の高さが光る。才能(=舞台装置としての役割)を提示するだけでなく、ガッツリキャラクターの魅力を見せつけてくれるから、スムーズに好きになれる。ウルフがスネークを好きなように、鑑賞者もスネークを好きになれる。
本筋それ自体を切り取って考えると、ちょっと陳腐に感じてしまうのもわからなくはないのだが、しかし「この映画の中では」きちんと説得力があった。というかそもそも、これは悪役の更生というより、存在に対する愛というか、自由意志の尊重というか、そういう話なのだな。「どんな君でも好き」の嘘くささをいかに打ち破るかという点では、かなり頑張った方の映画だと思う。そこにこの映画の全てが投射されているかもしれない。
よかった
4歳の娘と、87歳の母と3人で見る。子どもが最後まで飽きずにしっかり見ていた。自分はまあまあ面白かった。登場人物で好きな人がいなくて、誰かを好きになれたらよかったと思います。アクションはかっこいい。
予告で流れていたビリー・アイリッシュの『bad guy』がどこで流れるかと思ったら全く流れなくてがっかり。
意外と子ども向けじゃなかった!
きっと子ども向けなんだろうと思ってスルーしてましたが、もしや動物版ルパン的な案外大人が見ても面白いのかな?と思って見てみました!
いや〜ツッコミどころは至る所にあるんですけど、
(鮫とピラニアが地上で普通に生きてるし)
でもまぁ一番の悪党はバッドガイズじゃない(笑)
世間から悪党と思われてそのまま真っ当に悪党をやってるウルフ達よりも、
昔は強盗とかやってたキツネ女子のクリムゾンが世間を欺いて善人の知事のフリしてやっぱり影ではまだクリムゾンとして活動もしてて、こっそりバッドガイズ達を助けてもまた表舞台では善人の知事の皮を被って生きてる彼女のほうがよっぽど悪党〜(笑)拍手!!!
ま、モルモットの教授も善人のフリしてた、そして最後は悪事がバレて(若干濡れ衣でもあるけどまあ良しとして)逮捕されるって、お約束の展開だけど、
またルパンみたいに「さーて次の悪事は何やろっかな〜」みたいな終わり方、キライじゃないです(笑)
知事をしながら悪党であり続けるキツネが、強い女子がやっぱりかっこ良いのと、
スネークの声の安田顕さん、良い仕事してました!
スネーク、なんか憎めない(笑)
映画の設定としてのツッコミどころを気にしなければ、意外にも大人も楽しめる面白い作品でした!
台詞回しが良い
現代的な童話みたいだなぁと思いました。
人を外見で判断しちゃいけないよ、ちゃんと内面を見ようね、人には優しくしようね
そりゃ生きてきてずっと周囲から恐れられてたら、じゃぁお望み通りグレてやるわい!ってなる。
そして知事が、(要約すると)お粗末な犯行と言うのも分かります。
だって子供の癇癪みたいなもんだもの。
ちゃんと伏線もあるし、おまけみたいにクスッとしちゃうオチ回収もあるし、展開的にはすんなり話を観れました。
ちゃんと改心してるし、罪をなすりつけられた時にすぐに疑われたのも身から出た錆だし、良かったです。
あと登場人物全員の台詞回しがかっこよくて好みでした。
知事、自分の罪を告白しようとしてバッドガイズに阻まれた上に教授が罪を被ったけど、いやそれはそれでいいの?とは思った。
興奮そのままパンフもファイルも買っちゃった
全くイメージの違う仕上がり!良い意味で
わが良き狼
最近の映画にありがちだが、過剰にアクションや小ネタをぶちこみすぎて全編慌ただしく、ストーリーを熟成させる余裕もなくて、かえって「退屈で、退屈で…ならねえ(あくび指南)」となった。途中何度か寝落ちしそうに。
「ズートピア」や「SING」と違って主要キャラ以外は人間なので、変装以前の問題でバレないはずがないと思う。サメやピラニアなどの水棲生物が陸上を闊歩しているのもナゾだ。擬人化された狼が猫を救うというのも、鼠のミッキーが犬のプルートを飼うのと同様、価値観の混乱がある。
タランチュラ役の声優を担当したファーストサマーウイカは、はからずも顔つきが激似。
Animal speed MEGA MAX😂
YouTubeで英語版予告を見たら雰囲気が良かったので、字幕版で鑑賞しました!
良い意味で予告に裏切られた爽快感のある映画でした!!
普通の人間が生活しているのに、キツネの知事や教授のモルモットがいる世界観が良かったです笑
有名な犯罪組織の動物メンバーが歩いているだけでも目立つのに、覆面なし強盗をするのも狂っていました😂
V8!!のような車に定員数オーバーでバッドガイズ乗っているのもおもしろかったです。
予告のイメージから毛玉野郎が黒幕だと思っていましたが、結局みんな$目当てだったのが笑えました。
スネークが敵に寝返ったり、キツネの知事が味方になって助けてくれたり、予測出来ない展開があって楽しめました!
アクションはスピード感があり、ガジェットもこだわりがあって良かったです。
他の方もレビューで言ってましたが、子供には見せたくない内容ですね😂
最高にクレイジーでファンキーでイカしたやつら
息もつかせぬほど、勢いがあって、楽しい映画でした!
字幕で見たかったけど吹き替えしかなくて見ましたが、それでも声優とキャラと一体化していて違和感なく楽しめました。
街の描写がとてもリアルで綺麗!アニメだけど、洋画見ているようでもあり迫力がありました。
ピラニアの歌がうまいなと思ったら、河合くんだったんですね、びっくり!タランチュラも可愛かった。
ウルフが褒められてヒュンと大人しくなり、尻尾振ったりするのがめちゃ可愛い。
あと捕まった時の囚人服がまた可愛い。
そしてダイアン最高!
かなりイカしてました。
ウルフとのダンスシーンもそうだし、助けに行くところとかカッコいい。
見た目で判断していたら、中身も悪い奴になったりするけど、ちゃんと認めてくれる人がいたら、変われるんだっていう、お話でした。
…ん?変わったのか?
とにかく、最高にクレイジーでファンキーでイカしたやつらでした。
吹き替え版の出来に違和感を抱いた作品もありましが、今回は大成功
「シュレック」 「ボスーペイビー」のドリームワークスの最新作。
憎めない、愛すべきキャラクターが集まった怪盗集団の活躍を描く、子供も大人も楽しめる快作だ。
原作はオーストラリア発の児童漫画シリーズ。
カリフォルニア州、ロサンゼルスのとある街で、リーダーで天才的スリ師のミスター・ウルフ(尾上松也)が率いる悪名高き怪盗集団バッドガイズは、銀行強盗を成功させるといつものように警察を煽りながら逃走していました。
アジトに帰ると金庫破りの達人であるウルフの親友スネーク(安田顕)の誕生日を、近接戦を得意とするピラニア(河合郁人〈A.B.C-Z〉)、天才ハッカーの紅一点タランチュラ(ファーストサマーウイカ)、変装の達人シャーク(長田庄平〈チョコレートプラネット〉)と祝います。
一同が今回の強盗に関するニュースを見ると、街の知事である狐のダイアン・フォクシントン(甲斐田裕子) は彼らのやり方を時代遅れと批判したのです。これにはスネーク、シャーク、タランチュラ、ピラニアが憤慨するなか、ウルフは美術館で開催されるパーティーに乗り込み、名だたる怪盗が盗めなかったお宝である金のイルカを盗む計画を実行しようとメンバーに持ちかけます。
パーティー会場で、それぞれが着実に役割をこなしていく中、ウルフは自分の出番が来るまで来客達から金品をひったくっていました。けれども一人の老婦人(京田尚子)のハンドバッグからお金を取ろうと手を伸ばした矢先に、老婦人は階段から落ちそうになってしまうのです。しかし、偶然ウルフがバックの持ち手を掴んだことで大事にならずに済むのですが、老婦人から助けてもらったことに関して褒められてしまい、ウルフは嬉しさのあまり尻尾を振ってしまうのでした。
ピラニアの助けもあり、金のイルカが展示されている部屋の入り口の警官を無力化することができたウルフとスネークは警備システムをタランチュラにハッキングしてもらい、無事盗み出すことに成功するも警察に捕まってしまいます。
しかし、護送車に乗せられる寸前にウルフは、パーティーで金のイルカを賞のトロフィーとして授与されるはずだった街の名士であるルパート・マーマレード4世教授(山口勝平) にある提案を持ちかけます。それは、バットガイズをグッドガイズにするという実験でした。スネーク達は困惑するも、ウルフは良い奴になれば誰も自分たちが悪事をやっても疑わないと説明し、一同は納得するのでした。
減刑を条件に実験を開始するも、この実験の裏で世界を脅かす巨悪の陰謀が動いていたのでした。
冒頭、2分25秒にも及ぶ一連の食堂のシーンで、一気に心をつかまれるはずです。犯罪映画「オーシャンズ」シリーズやアニメ「ルパン三世」の風味を感じさせつつ、とにかくテンポが良く、予測不能。
さらにドリームワークスのお家芸とも言える、笑わせ、泣かせる筋立てが絶妙なんです。また善悪逆転のドンデン返しも、本作でも健在。ワルの代表格であるバットガイズだって、いいことをしでかし、ウルフなんて何度もシッポをフリフリ感激するし、何よりも盗品を投げ打ってまで、仲間を救おうとする絆が素晴らしいのです。そしてバットガイズの上を行く、伝説の盗っ人が、登場する善人ズラの人物の中に潜んでいたのです。その意外な真相にはビックリしました。これなら充分大人でも楽しめることでしょう。
ところで大半の映画館で日本語版のみが上映されますが、吹き替えもとても良く仕上がっています。ウルフ役を担った尾上松也をはじめ、それぞれのキャラクターに見事にはまっていたのです。
特筆すべきは、スネーク役の安田顕と、天才ハッカーで毒舌のタランチュラに声を当てたファーストサマーウイカ。声の心地よさと表現の豊かさに感銘を受けました。過去には知名度を重視した配役のせいか、吹き替え版の出来に違和感を抱いた作品もありましが、今回は大成功と言って間違いないでしょう。
本作公開後の2022年4月、監督のペリフェルは「ぜひ続編をやりたい」と語ったそうです。
最後までワルたっぷりだ!!
全86件中、21~40件目を表示















