「内野ホーエンハイムの足ドン錬金術に殺られた」鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成 月子さんの映画レビュー(感想・評価)
内野ホーエンハイムの足ドン錬金術に殺られた
元々ポテンシャルの高かった原作だったので、よくぞここまで映像化したなぁと感服。特に錬金術などのVFXは他の邦画でもなかなか見られるものではないド迫力な演出に充分満足の得られる力作でした。
新登場の栗山千明さん演じるオリヴィエの完成度は高く、久しく見る彼女のアクションや台詞の言い回しは原作そのものでお見事。
また今回も内野さんのホーエンハイムは飄々とする様と勇ましさの人物の他に、ホムンクルスのお父様/フラスコの中の小人/怪物の声と、その演じ分けに楽しませて頂きました。
そして何より山田涼介くん演じる青年姿のお父様の演技は凄まじいものがあり、良い意味で主演のエドよりハマっていたと感じました。
完結編は二部作ではなく三部作で見たかった気はするが、それでも冒頭から既にクライマックスまで息をもつかせぬ展開、その疾走感が反って良かった。
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