「ジャンルが若干謎だけど、それでもお勧め。」グッバイ・クルエル・ワールド yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
ジャンルが若干謎だけど、それでもお勧め。
今年272本目(合計547本目/今月(2022年9月度)15本目)。
この映画、公開前の映画館などでの予告編放映などではバイオレンス色を出していたと思うのですが、確かにそういうシーンもあるものの、クライムもの(犯罪もの=要は「お金」の話なので、刑法と民法の問題になる)だったりと、まぁ確かに「いろいろな味が楽しめる」というのはありますが、どちらかに統一はしてほしかったかなぁ…という印象です。
※ 逆に「クライムものだと思ったら逆にバイオレンスばかりだった」という方もいらっしゃるようです。つまり、どうにせよ「見方は多少違っていても軸は1本ではなかろう」ということです。
特に今週はガリレオシリーズなどあるので1週間遅れですが、選択肢としては対抗以下になっちゃうのかな…という気がします。ただ、この映画は他の方も書かれている通りゲストが豪華なので(玉城ティナさんの演技は良かったですね)、それ目当てではあるいは…というところです。
逆にいえばそのような事情(ゲストが豪華で、登場人物に応じて適切なゲストを割り当てている)ので、各(映画としての)登場人物が良い意味で「濃い」点は言えます。中には人不足なのか何なのか「なんでこの人充てたんだろう…」という映画もありますが、この映画に関してはそれはなかったです(特に玉城ティナの方の役は、彼女がぴったりでしょうね)。
やや行政法規の観点で気になった点はあるものの、クライムものであるという観点からすると減点されるのは当然であり、それで引くのはフェアではないので(クライムものが全部0点になってしまうとか珍妙になってしまう)、そこは減点なしにしました。