「ヴァカンスは許容する」宝島(2019) 文字読みさんの映画レビュー(感想・評価)
ヴァカンスは許容する
2019年。ギョーム・ブラック監督。パリ近郊のレジャー施設を訪れる老若男女や警備員、関係者などの様子をドキュメンタリーとドラマの中間のような独特な手法で描く。監督個人のノスタルジーも多分に投影されていそうな、ほのぼの懐かしい夏の水辺。
ナンパの攻防と忍び込みや飛び込みのセキュリティの攻防の「駆け引き」が複数あってくすっとさせるが、結局は規制をすり抜けてナンパも忍び込みも飛び込みもうまくいってしまう。ヴァカンスの非日常とは日常では許されないことも許してしまうのだ。
高齢者のノスタルジーも子供たちの夢も美しい。
コメントする