教育と愛国のレビュー・感想・評価
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底冷えのするような怖さを描いているが、さらなる先を見たくなる。
一定の政治勢力とその同調者たちが、いかに教育の右傾化を推し進めて現場を圧迫しているかをレポートするドキュメンタリーで、観る側にどれだけの知識があるかにもよるだろうが、こういう形でまとめられるとやはり改めてゾッとする。
ただ、一本のドキュメンタリー映画作品としては、表現としてもっとできることがあるのではないか、という気はした。もともとがテレビ局の取材素材をまとめたものとはいえ、映像は戦うための武器になり得るのではないか。取材対象も、まだまだ本丸にまで斬り込めていないという印象はある。ニュース番組の特集としては興味深いのだが、映画の可能性を拓くことを期待してしまうので、いささか物足りなさはある。
☆☆☆☆ ※ 今年の日本映画を代表する大本命です。 スクリーンを見...
☆☆☆☆
※ 今年の日本映画を代表する大本命です。
スクリーンを見つめながら、色々と憤る事柄だらけでした。
現在のロシアの現状を冷ややかな目では見ていられない現実が、今この日本では深く静かに蔓延しているのです。
〝 過去を記憶できない者は同じ過ちを繰り返す 〟
2022年 5月15日 シネリーブル池袋/スクリーン1
※ 公開当時の話になります。
さすが毎日放送
毎日放送制作なのでこういう視点になるのは当然だが、
強制慰安婦が吉田ナントカの捏造である、とか
南京大虐殺が理論上20万人も殺せない、とか
香山ナニガシ精神科医がデモに中指おっ立てて
抗議しているとか
慰安婦を追い詰めていたのは朝鮮戦争の米軍とか
強制労働者はカネ貰って自ら日本に来たとか
示してくれると公平なんだけどなぁ。
吉村知事が毎日放送記者に
お前らの方が捏造を拡散しとるやないけ、
と迫っていたのにはワロタ。
政治が介入している、という立場も
反日運動をもとの線まで戻そうとしていると取れるし
抗議の手紙が〜
てのも元々はおパヨの夜道に気ィつけや
とか、無記FAXでの業務妨害が始まりやしね。
ナレーションの俳優さんもアッチの立場なんですかね?
音楽も日本側に疑惑が湧くと
音量アップでデデデンデン
10点
14
京都シネマ 20220601
タイトルの命題について学びたいなら
まずは、この映画も1つの主張を通すための取材や映像をまとめたものであり、完全に鵜呑みにするのはリテラシーがあると言えないということを自信に投げかけてから振り返りたいが、
ひどいですね本当に。今回も私は浜田省吾の「RIGING SUN」を思い出しますね。
過ぎ去った昔のことと 子どもたちに何一つ 伝えずにこの国何を 学んできたのだろう
慰安婦について謝罪した河野談話を継承するが、強制連行したという資料がないため事実としては認識しないって、どういうことなのって、
そんなことを書く場ではなかったですね。
やっぱり映画とは認識してませんね。内容について勉強したという感じ。映画として評価することはちょっとできないです。
内容にもともと興味があって私は観に行き、この問題について学ぶことができて十分足を運んだ満足があります。が、興味のない人には映画としてのオススメはできません。
一流の【作品】
ドキュメンタリー(ノンフィクション)には大きく二つあると思っている。
作り手が対象に感動したものは自分もその感動が共有できるので好きだ。
もう一つは作り手が伝えたいことがあり、そのことに力点が置かれているもの。
ゆえに厄介なのは、本物の映像、登場人物のコラージュになり、作り手の表現したい【作品】になること。
昨今物議を醸している【切り貼り】になる。素材が全て実物なだけに、限りなく本物感が漂う。
両論バランス良く取り上げているように見えるが、作り手が思っている反対論の造りは、どうしても雑になる(裏ドリも含めて)。
作り手にとって都合の悪いものは、やはり隠されてしまう。まあ、作り手が作りたいように作るのでそうなる。
夜中にやってるドキュメンタリーをたまに見ることがあるけれど、なかなか心が動かされるものには出会えない。
「ドキュメント72時間」は、対象に対する感動と愛情を感じるので、偶然テレビで見かけると思わず最後まで見てしまう。
今日見たものは、【大変よく出来ていた】。
主張したい部分はとても丁寧に作られて、反対の主張のところは時間を割いているように見えたが、作りが【雑】な印象だった。
自らの主張のところの作りがとても見事だっただけに、その差が際立った。
差が際立ったゆえに、作り手の立場が際立って、中立でもなんでもない時点で、ドキュメンタリーではなくプロパガンダになってしまった印象。
もともとそのつもりだったのかもしれないが。「策士策に溺れる」とはこのことか。
映像作家としては一流の人だと思った。
ひとことReview!
保守系のコメントを入れて、中立っぽくしているんだけど、左向けのプロパガンダ映画っぽい。政治系のドキュメンタリー映画って、なぜ左向きばかりで中立的に作れないのかねぇ...
気づかないまま危険が大きく迫っている
最初に教科書問題、家永裁判が始まったころや、新しい教科書なるおかしな人らが出てきた頃はなんとなく記憶しているが、あまり気にしていない状態で、気付けば、日本学術会議がおかしなことになり、君が代日の丸強制なの?法律で教育内容を決める、とかおかしくなりすぎていて、とりあえず子どもの卒業式に日の丸とか置いてなくてよかったんだが、私立に無理して入れてよかったのかな、とか。歴史とかどんな教科書なのか見ておいたらよかった。
大阪の平井美津子先生、尊敬します。戦争のことを知らないとダメだと言う強い言葉、意思、行動。
一橋大学吉田裕名誉教授、全くおっしゃる通りであり教科書の筆を折られたことは心苦しい。同じ歴史学者と言うことだが、東大名誉教授伊藤隆。歴史からなにも学ぶ必要はない、え?と言う声にならない沈黙動揺のあと、さらに問われて、
なにを学ぶのか??と。意味不明で東大で知性ないところだったんか。この方のインタビューの時の、インタビューしてる方の、<御大>への当初の畏怖的なものから戸惑い、え??なに?なに??という映らない聞こえない気配の凄さよ。老害なんて言葉嫌だけどまさに老害そのもの。お上品に、学ぶ必要なんて無いと言い切る恐ろしさよ。
沖縄で体験した沖縄住民の日本軍による強制された自死や殺し合いを力強く若者に語り継ぐ吉川嘉勝さん、岡本喜八監督の激動の昭和史?で見た沖縄戦その通りの語りであった、まさに鬼気迫る語り。このことを沖縄の人は皆ご存知だろうが、沖縄住民ではない日本の人が知らない興味ないと言うことはほんとうに不幸だしまさに日本の教育が足りていないと言うしかない。
足りてない教育を自分で探して探ってもういい歳になったが、今の子どもたちはこんな劣悪な、足りてなことどころか間違えた主旨で、人が当たり前に人として生きる、権利もある、ということを教えてもらえず酷い教育を受けることを強いられているのか、教師たちもそれが当たり前なのか。怒りと悲しみ。森友学園の幼児たち、お母さん達その場にいたけどそれが良いと思うて通わせていたのか、怒りと悲しみ。情報状況アップデートしてこれ以上悪くならないよう、人の心あるものはウォッチして行かねばならない。斉加監督に拍手。多様性とかSDGsとか言うてる割にはそのかけらもない教育に対する権力者の横暴よ止まれ、止めろ、頭を使えと思う事しきり。
愛国心、大切だと思うけど
戦前の軍国主義への反省から、戦後の教育は政治と切り離されてきたが、2006年に小泉内閣の時に閣議決定し、安倍内閣の時に成立した、教育基本法改正。戦後初めて愛国心が盛り込まれ、それ以降教育改革と言って、教科書検定制度が変わっていった。教科書の編集者や執筆者へのインタビューや、日本人が自国を誇りに思えるような教育という名のもとに、加害の歴史を教える教師や研究者へのバッシングなどが描かれている。
民間の会社なら当たり前の事、例えばお金を出すのに出す人の悪口は控える、とかが、公務員になるとしなくて良い今までがおかしかったとも考えられる。
右翼や左翼とか出てきたが、すごく左翼に偏った作品だと思った。
在日朝鮮人が日本人に帰化して国会議員になり朝鮮に都合の良いコメントを出してきた事もあるし、韓国の教育なんか日本が植民地時代に金をかけ社会資本整備した事実も教えないような反日の嘘っぱち教育だし、愛国心といえば、ロシア、中国しかりだし。
日本で愛国心を育む教育の何がいけないのだろうと思った。
危機感を持つほどの内容とも思えなかった。
戦前の反省をこの国は全くしない!!
少し前から東京のラジオ番組では何度か紹介されていたドキュメンタリー作品。
今、歴史の教科書が国の意向で改変されつつある。
例えば、従軍慰安婦の文言を使っている教科書は
国の指定から外されたり、
南京大虐殺での出来事や
関東大震災後に起きた韓国朝鮮人虐殺を矮小化したり
道徳の教科書では、近所のパン屋での出来事を
近所の和菓子屋や和楽器店に変えたものを採用したり
まるで、戦前の軍国教育に戻そうとしているような流れがある。
有志の教師達が客観的な立場で作った教科書を採用した学校に
抗議のハガキを送りつけた人たちに直接インタビューするなど
丁寧な取材の積み重ねで次々と紹介されてゆくその様を観て
政治が教育に関与したらそれは亡国の始まりだと
改めて、背筋が寒くなった!!
自国の歴史、
日本の様な長い歴史がきちんと記録されていることは
素晴らしいことだと思うし、
自国の文化や国土に自然に愛着を持つことは大事で、
私はとても良い事だと思う。
が、それは国に強制されることでは無い!
悪戯に自国に対して卑下する必要も無いが
過大に自国を褒め称えるのもおかしい。
冷静に公正に客観的に自国の歴史と向き合い
誇るべきこと、改めるべきことを
自分の頭で考えることが大事なのではないか?
国が教育にどのように手を入れようとしているのか
決して目を離してはいけない。
この映画を見たのは7月20日で安倍さん銃撃事件の後だったけど
この人がどれほど「教育基本法の改正」で教育を歪めたか〜
森友学園に絡んだ一連の出来事と、
安倍さんがやって来た「教育基本法の改正」が
この映画のお陰で、みんなピタッと繋がった。
私は、恐ろしい人だと改めて思った!!
軽すぎる『愛国心』
本作は教育現場についてのドキュメンタリー映画だが
道徳については最初のほうだけで
基本的には歴史認識についての内容になる
専門家ではないので、一般人の自分からすると
通説と呼ばれるものが正しいのか間違っているのかはわからない
だから、この映画で正しいと描かれる
「従軍慰安婦」「沖縄集団自決」「学術会議問題」などについては
どれが正しいとかはっきりと言えない
ただ、教科書の内容を決めるプロセスについて
不快な記述を反日や左翼とレッテルを貼ったり
また、閣議決定で簡単に教科書内容を変更できるようにしたり
さらには細かい言葉まで変更できるようになってしまった
現在では、政治家がかなり介入できるようになってしまったので
仮に現在の与党側の主張が正しいとしても
政権交代されるなどをすると逆にひっくり返るということを
考えないのか?
と疑問に思ってしまう
驚愕したのが「学び舎」の教科書を採択して学校に対して
同じ内容のハガキを200枚も学校に送ったりする行動で
もはや圧力としか思えない
そのような活動によって学校が委縮してしまった部分も描かれる
しかも、ハガキを送った個人であるとされる
森友問題で注目された籠池泰典氏などは
ハガキを送ったことについて
「やりすぎだった」「日本会議側の支持があった」と言って
「学び舎」教科書の何がダメだったのか
真剣に考えている感じがあまりなかった
また、東大名誉教授である伊藤隆教授については
「歴史から学ぶことはない」とか言ったりして
歴史学者なのに歴史の扱いが軽すぎる気がした
保守論客というのはこういう「軽い」人が多いのだろうか?
また、意外だったのが
自民党のほかに、日本維新の松井一郎市長や吉村洋文知事など
教育について愛国的な内容にすることについて
相当前向きだと感じた。
そして、吉村知事については
SNSで教員個人を晒上げて
ネットで叩かせるというやり方をするなど
主義主張の違いがあっても、そういうやり方は良くないと感じた
この映画では
『愛国心』を持っている人達の
言葉の軽さが目に付いた
杉田水脈議員が大学教授に「捏造した」と言っていたが
証拠が出せなかったりと
本当に教育に介入することで
子どものためを思っているのかが疑問な部分が多かった
もちろん、保守論客も過去は真面目にやってたかもしれないが
安倍、菅政権での教育政策については
「歴史教育が意味がないので、どうせ学ぶなら愛国的な内容にしよう」
という無責任さが見えてしまう
とはいっても、過去に問題とされた
『ゆとり教育』を受けた子供が
『ゆとり教育』でとんでもないバカ大量にでてきたということも聞かないので
歴史教育に問題があったとしても
子供の未来に悲観論になりすぎるのもよくないとも思う
しかし、学校に嫌がらせのように大量のハガキを送ったり
政治家がSNSで教員を晒上げたりする行為は
明らかにモラルを逸脱した行動なので
それは『愛国』ではない
事実を知りたい、と常に思う
最後の『生きる力』(道徳の教科書タイトル)あれが教育の目指すべき姿と思う。事実をまんま投げ掛けて『問う』のが教育。どう思考し行動を選択していくか、そんなの政治家にもどんな団体にもコントロールする事なんてできない。どう表現するかの対立、圧力かけたり叩いたり…。右とか左とか、分けるの好きだねー。分けたいんか?なぜそこに労力使う?大切な事からブレるな。
タイトルを観て
初めは視聴を躊躇していた。理由は偏りが有り得る可能性も感じていたからだ。
だが、監督舞台挨拶に釣られ観に来た上映では来て良かった。との印象だった。偏りは感じず。碇の描かれたワンピースを装う監督の「記録しておきたかった」の一言で安心した。
その上で視聴者としての感想を書くと。現政権へと紐付く過去政権の功罪は余りにも大きく広大でこれを是正していくのは本当に一苦労だな。と言う思いを持った。
また教育と言う言葉の本質を知らない自称教育者の憐れさを痛感した次第である。とは言え言いっ放しの勝手批判で本作の感想としておきたくないので、僕の思う教育と愛国を描いておこうと思ふ。教育とは教え育むと文字では書くが、教えとは分け隔てなく事実を並べ立てかけ受けての育ちを見守る行為だと思っている。故に一方的な事実を並べ立て強要している教育は宗教もしくはカルトと呼べるもので有り即刻排除願いたいものである。また愛国については偏った一方的な価値観方針に基づき組織された政権を愛することではなく。歴史を育み支えてきた風土国土を愛しむ心だと言い切りたい。公演後のサイン会で平井先生と交わした上岡龍太郎氏カムバックをここまでの見解を元に果たしたいと思い劇場を後にした◎
【教育に、右傾化した政治が介入していく様を暴き出した恐ろしきドキュメンタリー作品。未来を担う子供たちに、歴史、道徳の教科書を改編し、右傾化思想を植え付けるとは、言語同断の所業である。】
■今作に頻繁に登場する、先日凶弾に斃れた安倍元首相には、謹んでお悔やみを申し上げます。
◆感想
・2006年に、第一次安倍内閣が発足してから、直ぐに教育基本法が改訂された時の、驚きを思い出した。
この右傾化して行く国は、且つての“教育勅語”をベースにした、天皇を現人神として子供たちに崇めさせ、第二次世界大戦時の際に起きた事をもう一度繰り返そうとしているのか‥と言う事にである。
・教科書検定の方針が徐々に右傾化して行くシーンも最初は”バカバカしい”と思いながら観ていた。
- 道徳の教科書でパン屋さんの話が饅頭屋さんの話に切り替わる所。日本にパン食を導入したのはGHQであり、米国の小麦消費を伸ばす事が狙いだったことは、巷間に流布している。-
・だが、検定内容が、”従軍慰安婦”を”慰安婦”に・・、とか、沖縄戦での沖縄県民の自決は軍の主導という部分を変更するとかまでに及ぶにあたり・・。
- 怒りが込み上げるが、文部科学省のやり方は、狡猾で指摘だけして、直し方は出版社に任せる方法。それにより、それまで、業界トップのシェアを保っていた教科書会社は倒産する。
それにしても、検定委員は、沖縄地上戦で、バンザイ・クリフから飛び降りる姿や、朝鮮の方々を日本に連れてきて、劣悪な条件で働かせていた過去すらも、否定するのであろうか。
沖縄で、学生たちに地上戦の悲惨さを伝える年老いた男性の怒りに震える声は、未だ耳に残っている。-
・年老いた、東京大学教授で歴史学者でもある人物の”歴史から学ぶことはない。”と言いきる姿には、呆れ果てる。こんな人物が、歴史学者とは、国家の恥である。
・徐々に見えてくる”日本会議”を始めとした、右傾化した政治団体の存在。そこには、安倍元首相の影がチラついている。
ー それにしても、杉田水脈議員の強かさには、今更ながらに怒りと共に、驚くばかりである。櫻井よしこを上手く使って、”従軍慰安婦”問題を長年教えて来た、中学校教師やジェンダー論で”従軍慰安婦”に触れた大学教授を追い詰めていくシーン。-
・極めつけは、日本学術会議の新会員6名の任命を菅首相が拒否するシーン。その中の1名は、”政府の意向”に反した人物であることが描かれている。
ー ノラリクラリと、国会で追及されるも、その理由を最後まで、言わなかったよな。-
<今作は、改革と再生の名の下、教育現場に対し、右傾化した政治が介入していく恐ろしき現実が描かれている。
これからの日本を担う子供たちに、巧みな手法で真実を伝えない教科書を使い、歴史、道徳を教え込んで行こうとする現代政府の姿勢には、怒りと共に恐ろしさを覚える。
子供たちに、リベラルな思想や戦争は絶対にしてはいけないという当たり前のことを、幼きときからキチンと教え込むのが、民主主義国家であろう。
今や、この国は教育の面でも、軍国主義に戻る気風が横溢しているのである。
危機的な状況である事を認識し、では私は何が出来るのか・・と言う事を考えさせられた作品でもある。>
<2022年7月16日 刈谷日劇にて鑑賞>
アンナチュラル
従軍慰安婦を慰安婦と言葉による介入までして徹底的に問題にはしたくない 認めて謝罪でもしたら損害賠償や外交上にも不利益を生じる ある意味これもまた国を愛することなんだとも受け取れる 分からなくもない と、書くと誤解されそうだけれど
果たして国として認めることが最善なのか?非常に難しい問題 謝ってくれたのねはいありがとうで済む話で終わらない世界が待っているのだから 理想と現実の乖離に苛まれる
ただこの事と表現の自由を混同するのはお門違いもいいところ また研究費を税金から出すのだからこちらの意向に合わないものは認めず左翼的だと決めつけ言論の自由を取り上げる
都合の悪いものには蓋をする自然ではない力が働く世界 一体どうやって対峙したものか…
学校教育は誰かの言葉を借りるならみんな違ってみんないいのだし活き活きとカラフルであって欲しい
最近、国民皆歯科健診の導入(年齢を問わず1年に1回の歯科健診の受診を義務づけ医療費をおさえるのが目的)がある これ抵抗感のない何気ない小さなことから徐々に統制練習してみようの傾向が伺える(個人の感想)緊急事態条項なんてものが可能となったら国家権力の暴走の幕開けとしか思えない
歴史から学ぶことは大いにあるせめて今できることは同じ過ちを犯さずこの大事な局面に断固として皆で自由を盾に立ち向かうこと 選挙に行こう
井浦新氏のナレーションに始めは浮かれていたのにいつのまにか内容の奥深さに引き込まれていた
新氏の某ドラマのセリフのようにいつの時でも「クソがっ」の精神を胸に
もう一度過去の世界史から学ぶ必要があります。
昨日、この教育と愛国と言うドキュメンタリー映画を観てきました。
出版関係者、大学教授、教師等様々な方々のインタビュー、教科書訂正要求の内容等、バランス良くまとまっていました。
日本を含めた過去の世界史でも、司法、教育、文化に権力が介入する事で悲惨な結果になったのは言うまでもありません。
最近では、原発事故の国側の責任を認めない判決が最高裁であった他、アメリカ最高裁でも人工中絶、政教分離、銃規制を巡って違憲とする判決がありました。
パンデミック問題、ウクライナ問題、アメリカ金利引き上げ問題等が深刻化して、各国の対立激化で解決出来ず、二大世界大戦の状況と酷似して来ている中、もう一度過去の世界史から学ぶ必要がある事を伝えています。
ニホンとニッポン
閣議決定事項や政府、自民党の見解と異なる意見を唱えたら、何でもかんでも「反日」「自虐史観」だと攻撃される不穏な時代。さらに顔だけで人気のある政治家や首長たちによるツイッターなどによるSNS攻撃。意見すれば名誉毀損で訴えてくるといった異常な手段に訴えてくる狂った人たち。映画はうんざりするような歴史修正主義者たちの意見や、検定教科書によって倒産に追い込まれた出版社の執筆者たちの両側からのインタビューで成り立っている。
検定に関しては以前から論争があった。有名な家永三郎氏の一連の裁判だ。当時から沖縄戦に関する問題はあったのだ。80年代には「侵略」という言葉を「進出」に置き換えるといった教科書問題。とにかく根底にあるのは日本人の伝統と文化、アイデンティティとかプライドといった考えが邪魔をしているだけ。国家としての誇りなんてのは一般日本人には関係ない。悪かったところは素直に認めるドイツの教育を見習うべきだろう。
序盤は道徳教育についての疑問点を紹介していたが、映画としてはちょっと眠くなりそうな展開。しかし、徐々に右派の論客が次々とボロを出すので笑わせてくれた。それにしても東大名誉教授が学問を「考えなくてもいい」などと驚くべき発言を繰り出す。これはちょっとおかしい。他にも(従軍)慰安婦問題での牟田さんの件といい、学術研究にも口を出す政府は異常な事態と言ってもいい。研究によって軍の強制ということがわかれば都合悪いもんね・・・
育鵬社と学び舎という教科書出版社。戦前の教育に戻そうというのが育鵬社なのだろうけど、もっと興味深かったのが神武天皇以前の神話の人物まで教科書に載っていることだった。イザナギノミコトとか覚えなきゃならんことか?それなら手塚治虫先生の「火の鳥」を教科書にすればいいじゃんか!まぁドロドロとした天皇家を調べるのも面白いけどね・・・
それにしてもスガ元首相が喋ると、なぜこうも笑えるんだろう?質問の意味を理解していないのか、とぼけてるだけなのか?シンゾウ氏にしても訳分からんこと言ってるのに信奉する人たちがいるってのも空恐ろしいものがある。そんな信者だった森友学園の籠池泰典氏が登場したときが最高潮となっていた。もう洗脳は解けたのか?シンゾウ氏が「ニッポン」を連呼していたけど、籠池氏は「ニホン」と発音していたし、まぁ面白い人物だ。
元同僚Tは「日本軍は戦争で人を殺していない」と主張するほど頭がおかしいけど、こんな人が増えたらどうなるんだろう・・・嗚呼。
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