アイ・アム まきもとのレビュー・感想・評価
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命とか魂とか満島ひかりとか
試写会に行ってきました!なのであまり内容には踏み込まず感想を。
最初に伝えたいのは「川っぺりムコリッタ」を見てから本作を見るべき!ですね。
孤独死について、川っぺりで、部屋の中で亡くなる位置で自死かどうかがわかるというシーンがあって本作で「ははぁ、なるほど」ってなるとか、お見送りをする役所の立場とか色々と対比すると理解が深まると思いました。
本作では、阿部サダヲ扮するお見送り係のまきもとの行為が無縁仏となる方たちの魂を浄化しているのでしょう、それは素敵なことだし、ロードムービー的に繰り広げられる人との関わりがまきもとの内面も変えていったのでしょうね。
ただ、発達障害の子を持つ(持っていた)人間からすると、そんなに簡単じゃあないよね、と、そこは今ひとつ共感できなかった。
それでも満島ひかりの両作品での演技の違いを感じたり、本作も豪華出演陣の安定した演じ方を堪能できることは間違いないですね。
余談ですが私にとっての最大のサプライズはサプライズ登場の阿部サダヲさんの真後ろで撮影に写り込んだことでした。
えっ、そんな・・・
最期のお見送り…
がんばった、がんばった…
この作品も試写会で鑑賞。最近、妙に試写会づいている。(^^;)
水田伸生監督、阿部サダヲ主演の4度目のタッグ。
今回は孤独死した人の最期を見取る庄内市役所"
おみおくり課"職員、牧本壮の物語。
最初はあまりにも淡々と進行して行くので、少し凡庸に感じてしまうが、"最後の仕事"蕪木の過去を辿る辺りから物語は少しずつ回っていって、終盤はまさかまさかの展開に。
ただ、ええっ、と思いながらも最後は救われた気になった。
(予告編で松下洸平君の「まきもとさんの粘り勝ちですよ。」が何故台詞だけだったのか、本編を観て納得した。)
やはり阿部サダヲと言う役者はこの手のクセの強いキャラを演じさせれば流石の芝居を見せる。
周りを固めるキャストも素晴らしく、故人役なので台詞はないが、蕪木役の宇崎竜童氏の存在感が際立った。(エンディングで歌う"Over The Rainbow"も心に沁みた。)
派手さは無いが、何処か心の琴線に触れる佳作だと感じた。
まきもとさんはなぜ?
結果すごくいい話!!
『おみおくりの作法』のリメイク
まきもとの迷惑!?に涙
感じたのはぜひ家族や親戚、大切な人と一緒に観てほしい作品。
笑いあり、涙あり、!?ありな場面の節々に生きるって、人生って何だろうと牧本が頑張る先々に考えさせられます。
こんな今だからこそ家族で、親戚で些細なことでもいいから少しでも今後について話したい。
そう思わせる牧本パワーが詰まってます。常識、効率的などの言葉では収めることができないほどおみおくり係、いや主に牧本には私も頭を良い意味でも、厄介な意味でも抱えました。
でも、彼の一途で真っ直ぐ過ぎる、時に頑固過ぎる姿に何だか私も頑張らなきゃと。
それでも少し肩の力を抜けよと思わせてくれるのも牧本。
とにかくちょっと迷惑!?、ずぼら!?な牧本にはパワースポット的な力があって心をズキュンと動かされます。アクションしたくなります。
その力がどう奇跡のさいごに繋がるのか本当に楽しみにしてほしいです。泣きます。
そして、 アイアムまきもとの他キャラクターの濃さ。神代の味方、敵!?どっちつかずなクセ男。平光のNGワード連発なユーモア人。小野口のいかにも効率重視上司。槍田の異常な存在感。津森の運転。
ずっと笑えて、泣けて、考えさせられる"最幸"の105分でした。
衝撃な展開
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