「がんばつた‼️❓よーく、何が正しいのか考えてみよう‼️❓」アイ・アム まきもと アサシン5さんの映画レビュー(感想・評価)
がんばつた‼️❓よーく、何が正しいのか考えてみよう‼️❓
民間の人には理解しがたいことですが、利益ではなく公共の福祉を目的とする行政機関は、法律や規則はたまた国民のためでなく指導者や幹部の個人的な嗜好や私利私欲を目的とした計画や事業の遂行でも、組織は維持できるし、体裁を保つことができます。
この映画でも、局長や警察が合理的に見えますが、責任放棄や責任転嫁による合理性の追求なので、その罪はかなり重いものがあります。
そう、私費で葬儀をしたり、遺族を個人に調査させているようでは、組織としての重大な過失、市や警察の機関としての無作為の過失なのです。
主人公は神の子のような生き方ですが、これは良心を象徴として現したものかもしれません、神は死んだ、良心も死んだ、でも死んでなおリスペクトされる、と。
アベサダオは好きな俳優ではなく、今回も、わざとらしさが先に立ちますが、セリフや行動は、かなり正当なものです、わかります分かりませんを含めて。
何が正しくて、何が間違いなのか、よく考えてこの映画を観て欲しいと思います。
孤独死も無縁墓もそれ自体は悲しむものではありません。
生きてきたこと自体の意味が問題です。
それを教えてくれるこの映画の意義は深いと思います、是非。
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