「不器用だけど純粋な熱意に打たれる好作品。同じ「アベ」「葬儀」でもこうも違うとは?ケレン味無く、素晴らしい。」アイ・アム まきもと 満塁本塁打さんの映画レビュー(感想・評価)
不器用だけど純粋な熱意に打たれる好作品。同じ「アベ」「葬儀」でもこうも違うとは?ケレン味無く、素晴らしい。
人の死に優劣や貴賎などあるわけがない。
死者への敬意は皆平等。そんな作品
帰りの電車、セレモニー会場の広告の下に、「この作品を応援しています。」
そりゃ応援するわなぁ。そんな作品。チト「琴線に触れる」好作品。
最後に書いてあるけどデレートできない。
宇崎竜童と宮沢りえ年齢差27歳らしいし、その娘と満島ひかり役の年齢差が微妙で
最後の担当の老人の紆余曲折はちと疑問で玉に瑕だけれども
「破天荒でデタラメだけれども、良い面もある、漢気もある人生」に寄り添う
阿部サダヲ演ずる主人公が地味に素晴らしい。
役所に文書やファイルがほとんど無いのは「コールセンターでは無いので・・不自然」
でも、それでも主人公の描写、やり取りで魅せる映像は秀逸。
誤解のないように申しあげときますが、私は若干右寄りの保守支持派です。
どうでも良いですけれども、有料パンフ熟読。まあ実際の役所仕事とは違うし、
そもそも自費で身寄りのない人の葬儀代負担できるほど公務員給料高くない。
でも元々の原作はイタリアだかみたいだけれども、監督はじめ製作陣の映像にかけるこだわりがよく分かりました。
こういう役人いてもいいよね〜というある意味ファンタジー。
「アベ ・・サダヲ」が、チョット不器用すぎる
おそらく「何とか症候群」に該当されるであろうイマイチ器用に人に対応できない
けれども、本当は心根の純粋な人を好演。
阿部サダヲって「死刑に至る病」でもそうだったけど、こういった「微妙な人」
はハマり役だよねぇ。
「孤独死」のテーマの映画は当然、平成意向多い
個人的には、劇団ひとりの「陰日向に咲く」の陰徳が素晴らしいと思う
最近も「川っぺりムコリッタ」で満島ひかりに出会ったばかり・・・
イヤイヤ、人として「死者に向き合い、想う」気持ちは、一番人として必要な資質。
主人公まきもとは、物欲が無く、美味しいものを食べたい欲望
や、女性に対する欲望も、何か仕事に対する見返りの欲求、人からよく思われたいという欲望
すらない人物。
色が無い故に友達すらいない。
しかし公務員の鑑レベルで、亡くなった人に思いをはせる好人物。ケレン味の無さが最高です。
チョット個人情報的には問題はあっても
孤独死の人の記憶を自分の自宅のノートにスクラップする
思いやりは、個人情報保護違反を大きく凌駕する善行。
人生イロイロ、孤独死もイロイロ、皆足跡がある。その本質にだけ即して
組織や人からどう思われようと、故人の想いを尊重して、葬儀に奔走する「まきもと」・・人として素敵だよ。
遺体の処理をめぐって、警察の若手に睨まれ、激怒され・・でも最後はその警察の刑事がひっそりと雨中・・
という「泣かせどころ」も非常に良い、少し目が潤んだ。
最後の担当の老人の人生の紆余曲折は「こんな人いないよ!」感がMAXなのが玉に瑕。
なぜ、ホームレスが民生委員と結婚だけでも奇跡なのに、その妻子を捨てるかなぁ?
何で港町で、宮
seiyo さん イイねコメントありがとうございます😊確かに😂・・実際にはこんな公務員いないと思います。
昭和時代ならユルユルなのでわかりませんが。 民生委員さんもおっしゃるとおり 地域の顔役ですから年輪重ねてる方ですよね、普通・・・ありがとうございます😊
阿部サダヲさんは
良い役者さんですよね
個人情報の扱いもひどいし
いつ役所で仕事してるの?
外回り中心?とか色々思いましたよ
ホームレスと民生委員が結婚って奇跡とありますが、
奇跡以前で、東京の民生委員さんは子供が生める年齢ではなれないと思います。
琥珀糖さん、ご返信お気遣いありがとうございます😊。ひた隠しデスかぁ❗️ビックリ‼️牧本さんいないのに探そうとしない参列者にもビックリのおっしゃるとおりのファンタジーでした。庄内平野は美しい😍。阿部サダヲさんの役のタイプの方は結構な頻度でお目にかかりますね。ベクトルが深い❗️こういう個人情報保護違反は大歓迎ですね。ありがとうございました😊
コメントそして共感いつも有り難う御座います♪
ラストには違和感多いにありましたね。
牧本さんの死をひた隠ししたみたいですよね。
墓を譲るとか、お葬式の費用が自腹とか、あり得ませんけれど、
ファンタジーですね、
でもそのファンタジーに振り切れた所、
オリジナルよりなんか日本人の私には意外としっくり
来てしまいました。
庄内平野の美しさに多いに助けられましたね。
オリジナルの俳優も変人でしたが、阿部サダヲさんの愛嬌には、
敵いませんでした。
くりさん おっしゃるとおりですど共感でございます。冷静に考えると牧本氏の最後を誰も見送らないのは不自然ですが、「物語=ファンタジー」としては胸に迫る作品でした。まきもとさんは「チョット変な人」ですが「ただしい行いの人」でありました。イイねコメントありがとうございました😊😊😊
共感とコメントを有り難うございます。確かにまきもとさんの存在は、人としての願望を込めた、一つのファンタジーですね。
おっしられるように、蕪木の放尿はやはり、アウトです。また微妙な魅力をたたえたまきもとさんにしては、トロフィーへの放尿も、少々やり過ぎを感じました。
femme fatalさん。「おみおくりの作法」ですね❗️しかと記憶に刻みました。「三体」検索してみました難しそうですね。私には無理そうです。【笑😊】ご返信お気遣いありがとうございました。\( ˆoˆ )/
満点様。丁寧な返信ありがとうございます。原作は映画の方です。
(*⌒︎ヮ⌒︎*)ゞ
おみおくりの作法。原題はStill Life。このタイトルが全て。深い。
物語は淡々と進みます。受け手側に思考を要求されます。好みです。
映画は2時間座ってれば終わるのですが、本は気になればずっと読んでしまうため軽めのしか手を出さないことにしてます。(笑)
三体とか気になるんですけどねー。
femme fatalさん。ありがとうございます😊。ラストは両刃の剣で、「憎しみ敵対する人が最後、喪失感で悲しむ」泣かせどころ刑事ですが、実際には、宇崎竜童役の親族、知人が まきもとさんの死に気づかないのは不自然ですし、「合同葬」になるのでは・・それからまきもとさん、大組織の市役所現役職員ですから、ヒラレベルでも市長、助役、部長【本作では局長】直属の上司、職場の同僚2、3人は、通夜と葬儀手分けして出るはずですねぇ。さすがに現役職員の死亡ですから。退職金もありますから通夜と葬儀は絶対に行われますね。でも確かに「親切な作り」でした。原作読まれたのですね。素晴らしい。私は、本自体は、図書館、大規模本屋、Amazonで調達してよく読むのですが、ほとんど、ノンフィクション、実利的なもので「創作されたもの・フィクション 小説」はチョット厳しくて・・読みません。ここ15年くらい。その代替として映画観てます。言い訳がましくてすみませんです。🙇♂️\( ˆoˆ )/\( ˆoˆ )/
満塁さま。共感ありがとうございます。この映画、ラストが???だったので、原作の方も観てみましたらやはり同じラストでした。でもすごく親切な作りになってましたよね。日本人が作るとこうなるのかと思いました。私は余白を楽しむ原作のが好きかなぁ。
満塁本塁打さん、共感&コメントありがとうございます。
こちらこそ、満塁本塁打さんのレビューで「そう、これが言いたかった!」と思うことしきりです。
これからもよろしくお願いします。
NOBUさん。おっしゃるとおりでございます。まきもとさん。沁みました。アベサンは嫌いではないですが、政策の評価が未確定ということですね。「己の信念を貫く」最高でした。貴殿のレビューにもコメント書かせていただきました。ありがとうございました😊
今晩は。
バリバリの中道左派のNUBUです。
会社では立場上仕方なく、与党指示の立場に居ますが、このサイトでも多数書いてきましたが、安倍内閣以降の政策には可なりキツイ言葉でレビューを数々挙げてきました。只、あのような事が起きると・・。
今作は、オリジナルに比べると(私見です)やや見劣りがしますが、周囲に流される事無く与えられた使命以上の事を黙々と行うやや対人折衝能力の欠けたまきもとが奔走する姿が、沁みましたね。では。
最後尻切れトンボですみませんです。「何で港町で、宮沢りえみたいな美人と同棲できるかなぁ!」です。
あと、途中「平成意向」✖︎→◯「平成以降」です。アベサンは良いと思ってました。今の開成高校卒2浪失意の早稲田の人も良いんではないのですか?【誤解なきように・・靖・の大・益次郎も馴染みですよ。誤解なきように】