「予告をいい意味で裏切る良品!」アイ・アム まきもと sakusaku48さんの映画レビュー(感想・評価)
予告をいい意味で裏切る良品!
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人が死ぬということを、様々な視点から考えさせる良作。
孤独死は死に方ばかりが取り上げられ、亡くなった人が送ってきた人生について、焦点が当てられることは少ない。
けれど、主人公のマキモトは生前、交友のあった人たちを訪ね歩き、その人が生きてきた軌跡を共有する。彼は、死者の語り部なのだ。
「棺を蓋いて事定まる」という言葉はまさにこのことなんだろな〜 極論かもしれないけれど、お葬式で一人でも泣いてくれる人がいれば、人生を送った甲斐があったのではと、思わせてくれる。
自分が入る予定の墓を他人に譲る代わりに、自分が無縁墓地に入る。そんな人、ホントにいるんだろうか? でも、「献身」という言葉を地で行くマキモトには、他愛のないことなんだろうな〜
でも、見ている方はその点が気になった。
なぜここまで、人を見送ることに入れ込むのだろう…
淡々と描くからこそ考えさせられるけど、唯一、物足りなかった点です。
それにしても、庄内の自然が素晴らしい。
思わず、足を運びたくなりました^_^
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