月の満ち欠けのレビュー・感想・評価
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原作を読んでからの視聴。
原作の長い内容をぎゅぎゅぎゅーっと2時間弱という短い時間で映画化。
よくあの原作を分かりやすく映画にできたなと感心します。無駄を極限までそぎ落として見やすい映画に仕上がっています。
視聴者が伏線とデジャブをバリバリ感じるようなできになってて素晴らしいです。
原作を読んだものからすると「主人公の配役って大泉洋か?」「泣かせようとする演出がやりすぎじゃない?」「ラストの演出は普通に考えるとホラーじゃない?」など気になる部分もありますがいい映画です。
人は満たされないときに何かの希望にすがりたい。
最後まで一気にひきいられました。
時代や思い出を行ったり来たりし、
わかりにくい場面もありましたが、
それを差し引いても、思いに深く感じ入りさせられました。
これは輪廻転生の物語。次々に思いをつないでいく、
分かろうとしても気持ちが受け入れない、
自分だったらどうしただろう。
一気に家族を亡くして久しくその後、その後真相?
というよりなにが起こっているのか、
ミステリー的でもありとてもいい映画だと思う。
いうならば前後関係をもう少し、
わかりやくしてくれたら、より感情移入できたかな。
もともと映画はファンタジー
<映画ののことば>
人は命を繰り返すの。
月が一度欠けても、また満ちるように。
また、生まれ変わるの。
ほとんどの人が、それを覚えていないだけ。
満たされなかった強い思いを引きずっている人だけが、それを覚えているの。
私みたいに。
こういうファンタジーものは、嫌いではありません。評論子は。
それに、もともと映画はファンタジー(空想の世界、非日常)を描いていたはず。
そして、至極のラブ・ストーリーでもあったと思います。評論子は。
ちなみに、ここ数年は「命の輪廻」を身近に感じ、実感している評論子でした。
祖父(男)が去ったその年に長男(男)がこの世に生を受け、祖母(女)がこの世を去ったその年に長女(女)がこの世に生を受け、そして、老母(女)がこの世を去ったその年に、長男夫妻の長女(女)かこの世に生を受ける…。
長男夫妻に長男(男)が授かったのは、父を見送ってから数年後のことでしたが、それ以外は、みな「入れ替わり」だったので。
あと、映画作品としては、更に付言するのであれば、愛娘・瑠璃のクラスメート(一番の親友?)だったゆいから瑠璃をめぐる三人の女性の輪廻の話をを聞いた時の小山内の表情が、評論子は、今でも忘れられません。
本作は、別作品『こんにちは、母さん』とも相俟って、大泉洋という役者さんの素晴らしさに(改めて?)気付くことのできた一本だったことも、付け加えておきたいと思います。
佳作であったと思います。評論子は。
(追記)
もう何本も大泉洋の出演作は観ているはずなのに。いや、何本も観ていたからこその、新鮮な発見なのかも知れません。
同じようなことは、他作『ツユクサ』の松重豊さんでも、ありました。
これも、映画を観ること(観続けていること)の醍醐味でしょうか。
評論子の、単なる注意力不足でないことを、信じて疑っていません。
丁寧な話し言葉
作品として、そこまで満足感は得られませんでした。
キャスティングもなんとなく好みじゃなかったのかも。
ただ、柴咲コウさんの役柄の雰囲気が素敵でした。丁寧な話し言葉をする女性で、ひかれるものがありました。
子役の女の子も素敵でした(友人の娘役)
田中圭さんは、ああいった役柄がハマりすぎてるので、登場しただけで身構えちゃいます。
生まれ変わりをテーマにしたファンタジー。
佐藤正午さんの同名小説の映画化だそうです。
小説の映画化としては、あまりうまくいかなかった
作品じゃないかな。ストーリーとしては、おもしろいと
思うのですが、刺さるものがなかったですね。
出てる役者さんは嫌いじゃないけど、うまく
ハマってるようには感じませんでした。
印象に残ってるのは、田中圭さんの演技。
こういう役、うまいですよね。
2023.10.15鑑賞
(以下、レビューではなく、個人のメモ)
生まれ変わりの設定が、ちょっと無理がある気がした。
やや、前世の記憶を持つという設定を強調しすぎかもしれない。
ここをサラッと受け入れるかどうかで感動具合に大きく振れ幅が出るかもしれない。
生まれ変わりの思想は数多くあるが、通常は、あの世という世界があって、天国と言われる世界に戻り、そちらの世界の時間の方が長く、新たな学習をすべく、新たな人生を得るという思想がスタンダード。
これなら普通に信じれる。
ただ、今作の描き方は、輪廻のスパンが短すぎるという特殊なパターンと前世の記憶を持っているという特殊なパターンのダブルが重なっているので、いくら信心深い私と言えども、ちょっと無理があり、感情移入が難しかった。
前世の記憶を持つ子どもたちの話は有名なので、それだけだとインパクトが薄く、ここまでのヒットはなかったか。
そういう意味では成功したのではないかと思う。
もし、完全なる実話に基づくなどであれば、また違う感想だったかもしれない。
日本にはスピリチュアルは受け入れられるが、宗教になると拒絶反応を起こすため、ここらへんの描き方が限界か。
人の生まれ変わりがテーマ。 あまりにもファンタジックではあるが、何...
人の生まれ変わりがテーマ。
あまりにもファンタジックではあるが、何となく良い話に仕上がっている。
田中圭のどす黒い執念がすごい。
女子高生の歌を聴いただけで元妻の生まれ変わりだと見抜くとは。
僕のワンダフル・ライフ‼️
三世代の生まれ変わりを描いた感動的(?)な物語‼️結論から言うと、日本人はこの手のメルヘンとかファンタジー描くのが下手‼️大まかな物語を聞くと感動的なのに、登場人物の一人一人の言動や行動には意味不明なものが多い。夢の中で娘に「私は瑠璃の生まれ変わりだから瑠璃と名付けて」と頼まれた伊藤沙莉。そのことを大泉洋に伝えて、「私の娘は死んだあなたの娘なんですよ。」それを信じる大泉。なんか後々複雑な人間関係になりそうですよね‼️大泉洋が親権主張したりして‼️有村架純さん瑠璃の夫に扮する田中圭も意味不明‼️とんでもないモラハラ夫で、妻瑠璃を線路に追いつめ、死に至らしめ、大泉の娘が妻が好きだった歌を歌ってるのを見て、妻の生まれ変わりだと確信し、今度は柴崎コウ扮する母もろとも瑠璃を自動車事故で殺害‼️続編では伊藤沙莉の娘瑠璃と田中圭の壮絶デス・マッチを期待‼️そしてずいぶん時間が経っているはずなのにあまり歳取ってないように見える目黒蓮‼️伊藤沙莉の娘瑠璃が訪ねてきて彼はどうするの?親子?下手したら孫くらいだよね?そしてラスト、妻柴咲コウの生まれ変わりを確信する大泉洋‼️でもこれまた7歳の女の子‼️結局誰も幸せにならないような気がする・・・
原作も素晴らしいですよ。
事前に原作を読んでおり、その後、映画化されました。
三角さんと瑠璃さんは、原作では高田馬場のレンタルビデオ店で出会うという設定だったのが、映画ではレコードショップとなっていたりしましたが、瑠璃さんが生まれ変わるという本質の部分は一緒でした。
原作を読んだ時にも思ったのですが、同じ男性として三角さんが羨ましいと思いました。そこまで女性に思ってもらえるというのは男性として幸せだったと思います。是非、皆さんも原作を読んでみてください。原作も素晴らしいですよ。ありがとうございました。
そんなに何度も転生する
親子3人で幸せに暮らしていた小山内家。
ある日、妻と娘が亡くなってしまった。
悲しみの中にいた堅だったが、娘の瑠璃に関していろんな人が彼女は生まれ変わりであると言ってきた。
堅は信じられないと思っていたが本にしか知らないことを言われ信じるようになったという内容だった。
人の生まれ変わりの話は聞いたことがあります。
生まれてすぐぐらいだったら、覚えていることも多いとかで。
成長するにしたがってわすれていくいたいですけど。
この作品では、生まれ変わるのがそんなにあるのかなと思えるぐらい多かったです。
一気に魅せる力はあるがいただけない
オンデマンドで鑑賞する際は、導入部でのれないと途中で中断したり、区切ったりする事もある私。
本作は先が気になって一気に観ました。
ファンタジーは大好物です。
が、感想は微妙です。
エンディング近くの大泉洋のセリフと全く同意見。
自分の娘の生々しい恋愛話聞きたくない。
マンガのジャンルの一つにもなってる転生もの。親にしてみればたまったもんじゃないんだな、と改めて。
マンガの転生ものは、時間も巻き戻ってやり直すのですが、そうではないところがこの映画をおかしくしている。
だって、相手が運命の相手は歳を取ってしまっているのに。
アキラと瑠璃のエピソードが軽く感じる。あの出会いだけで恋に落ちるの?美男美女だからか?だとすると、ですよ、あのラストシーン成り立つのでしょうか。
違和感を感じる設定はありますが、大泉洋の演じる喪失感は圧巻。もらい泣き必至です。
もっと緩急があってもよかったかも
原作でもそうだったんだけど、生まれ変わるほどの強い想いというか繋がりをもっと感じられたら入り込めたんだけどなーという印象。
あと、なんとも言えない世にも奇妙な物語感。
視点をどこに持っていっていいのかも難しかった。
大泉洋の演技が素晴らしいから感情移入するなら彼かなって感じだったんだけど、となると彼にしてみたら受け入れがたいホラーな展開なわけで。だからこその世にも感なんだけど…。
奇跡の愛をメインに据え置くなら大泉さんは抑えるべきだったかも?うーん。
あと田中圭はやっぱクズ役が似合う笑
おっさんずラブとかあな番もよかったけど、やっぱ田中圭といえばクズ役よ。
高田馬場の
予備校に通ってたので懐かしかった。
有森さんのような人妻と
目黒さんのような若者は
あの当時のあの街にいたと思う。
それ程の生々しさがドキュメンタリーのようだった。
でも、輪廻転生が上手く表現しきれてなく、ご都合主義の浅い作品で終わった。
(目黒蓮目当ての)オーディエンスを気にせず泥臭さに振り切りっていれば、高田馬場の粗い質感と湿気を含んだ人間模様がもっと複雑に折り重なり、名作になったのでは。
オーディエンスが気持ちよく劇場を後にするために(良い読後感のように)、ラストに軽い風を吹かせるのは理解できますが。
終盤の車中でのわざとらしい女の子のセリフは不要でした。陳腐な説明調な描写が、作品の格を一気に下げてしまいました。
オーディエンスは、制作者が思うほど馬鹿ではありませんよ。
「ブラッシュアップライフ」の方がはるかに心地良い
登場人物のキャラクターとして、主人公と主人公の妻は良いとしても、瑠璃とアキラ
は魅力が乏しく全く感情移入できなかった。
そもそも子役の大人びたセリフ回しや有村架純の中途半端な色気出しなど興醒めす
る場面が多過ぎる!
何度転生しても業が引き継がれる描写には観ていて気分が悪くなった。
せっかく主人公が大泉洋なのだから(原作を横に置いて)もっとコメディタッチにし
た方が面白かったのではないか。
バカリズムの「ブラッシュアップライフ」の方がはるかに心地良いと思えた。
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