「「しーっ」の口」月の満ち欠け uzさんの映画レビュー(感想・評価)
「しーっ」の口
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霊安室で泣き崩れる大泉洋だけはオーバーで浮いていたが、演技面は総じてよかった。
生まれ変わりの話というのも予告で分かってたし、ある程度のご都合主義も許容します。
しかし、細部の雑さがあまりに目についてしまった。
・30年近い期間を同じ役者にやらせるのに、メイクなどの工夫もなく、特に大泉洋に20代は無理がある
・80年代パート、車や小物は旧いものなのに服装が明らかに現代
・大学生で、カメラにもお金を費やしてるのに、三角の部屋や家具がお洒落すぎ
・小山内の個人情報を他人(三角)に漏らす会社
・子連れで仕事に来るヘルパー
・面識ないのに母の転生を確信している三代目
・小学生の瑠璃に、三角の方から気付く etc...
何より、最後の「しーっ」の場面、柴咲コウは口を窄める『す』の形なのに、子役は口を広げる『い』の形で、ここを統一しないのは有り得ない。
有村架純のミステリアスな演技は素敵でしたが、事情を知ったあとはもう少し薄幸そうな人の方が合う気がしてしまった。
しかし、柴咲コウは過去イチで可愛い。
高熱の娘を心配する表情も真に迫っており、少ない出番ながらMVP。
ロリコン・ラブストーリーが始まりそうな締めにも、残念ながら僕の心は揺れませんでしたが、有村架純はめちゃくちゃ揺れてました。(最低)
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