「お~か~え~り~」月の満ち欠け ゆり。さんの映画レビュー(感想・評価)
お~か~え~り~
生まれ変わりがテーマの、直木賞受賞のヒューマンラブストーリー。ただ、説明過多なセリフとくどい演出で、テンポがすごくゆっくりかと思うと、急に端折るので、いつの間にそうなった、と思う所もありました。
有村架純さんの感情表現が上手なんですが、大人の鑑賞に堪える作品とは言えず、かと言って、重たくて若者が喜びそうな内容でもないので、お勧めはしにくいです。
大泉洋さんはとても良かったです。
大泉さん以外には感情移入しにくかった理由の一つが、撮影方法です。人物ばかり映して、人物目線の景色がありません。川沿いの階段に座って「俺ここが好きなんですよ」と言っても、空を見上げたり川を見渡す映像が無いので共感できないです。大人瑠璃がぼんやり店の外を眺めていたら外の雑踏を映して欲しい。夫婦が好きだという海の美しい眺めはあったっけ?あったとしても記憶に無いです。
唯一、主人公が母親のもとに駆け付けるシーンではすれ違う人々を映してましたが、その時は頭が混乱していて半分上の空だと思うのに、親子連ればかり何組もはっきり映すのがわざとらしかったです。
普段は気にならない所が気になってしまいました。
おはようございます😃
お忙しい中、共感コメントしていただきましてありがとうございました😊
いつもながら、的確なお言葉ありがとうございます😊
またお時間余裕ある時に
お相手いただけましたら、と
思いますので。お気遣いなく☘️
表情と佇まい+視線の先にあるものを見せてくれた方が、観客は彼女に寄り添えるとは思いますが・・・これは田中圭が惚れるだろう、という説得力はありましたね。有村さん、素敵でした。
冷静で的確なレビューですね。
有村架純がぼんやりと見ていたものが何か気にはなりましたが、
それよりも、作り手は、彼女の表情と佇まいで表現される心情にフォーカスしたかったのだと感じました。
確かに、本作の有村架純は、メイクの影響でしょうか眼の雰囲気がいつもと違っているように感じました。
私、有村架純ファンなので、彼女の表情を出来るだけ多く観たかったという主観が入っているのは否定できませんが・・・。
では、また共感作で。
-以上-
ゆり。さん、そうですそうです。
オブラートに包まれた部分はいっぱいあって、有村架純と目黒蓮は不倫だろ!てなところも忘れがち。DVから逃れたのだから同情はしますけどね・・・
時系列を混ぜこぜにしているせいか、かなりぼやけてる部分が散見されますね~
kossyさん、そうですよね。前世の心残りと現世の自分の人生との板挟みになる葛藤が抜けてますね。それに、オブラートでくるんだような描き方ですけど、ラブシーンやストーカーや、このままでは小児性愛につながりかねない展開ですもんね。
川のシーンもCGだったんですか。そういうのが分からなくて。見晴らしが良くないし構図も悪いなと思いましたが、監督にしてみたら、「金も時間も無い中でやってるのに、勝手なことばかり言いやがって」なのかもしれないですね。
でも、「ここが好きなんですよ」と言わなければ、そこまで気にならなかったのに。本作は全体的にセリフの文言が良くなかったですね。
鋭い‼️
言われてみれば確かに人物の目に映る景色の印象があまりない。80年代の高田馬場周辺の街並みを再現するCGの予算の問題?駅前、ビッグボックスで燃え尽きてしまったのかもしれませんね😂
彼が川沿いを駆けるシーンは、天気の子で少年が目白から高田馬場経由で新宿に向かう線路沿いを思い出しただけに(新海誠監督の〝絵〟と比較しては気の毒ですが)ちょいと、しょぼい印象がありました。