「予告編にやられた」リボルバー・リリー mvlvさんの映画レビュー(感想・評価)
予告編にやられた
映画館で見た予告編で気になっていた作品
観賞前のワクワクは見事に裏切られました
個人的にまったくお勧め出来ませんが、綾瀬はるかがほぼ全シーン出ていると言っても過言では無いので、美しい彼女をたくさん見せてもらえた感謝で星2つ付けました
髪型のバリエーションをもう何種類か見せてくれていたら、もう一つ星を付けてましたね
でもまあ本音は途中から「まだ終わらないのか、、」で頭の中がいっぱいになっていました
下調べなしに観に行きましたが
この作品は漫画原作ですか?
映像としての見せ場はたくさんあったし、瞬間を切り取ればいい絵になるシーンのオンパレードでしたが、活劇となって動きが付くと、決めポーズまでの過程にしか感じられず、全てがイマイチでした
脚本も、ここでそんなこと言う?と疑問に思うセリフが頻繁に出てきたし、天候や服装の一貫性の無さと移り変わりの見せ方が雑でチグハグなシーンも気になりました
あと、有名な軍人の名前を突然ポンと置かれても、納得感がなく安易だなとしか思えなかったのも残念なポイントでした
力を入れたシーンのはずの銃撃戦も、主人公チームは棒立ちでも無敵状態で相手は1発でやられるイージーモード、屋内や霧の中での銃撃は発砲している場所がバレたら狙い撃ちされて当然なのに場所移動はほとんどなく、さらに色街?での銃撃戦では唐突な赤ちゃんの登場で笑いがこらえられなくなりました
主人公の百合さんについては、ゲームのラスボス並みに硬い!とにかく硬い!!冒頭で新調した白い洋服は何か物凄い繊維で編まれたものなのでしょうか?撃たれて大量出血して、足も撃たれて瀕死なはずなのに、足を引きずって歩く程度の消耗具合って、少し前に肩撃たれて寝込んでた人と同一人物とは思えませんでした
元伝説のスパイ?らしいですが、スパイの強さってシルベスター・スタローンとかアーノルド・シュワルツネッガーみたいな強さでは無いと思うのですが、最近はジョン・ウィックみたいな暗殺者もいるし、ああいう百合さんみたいなのもありなんですかね
百合さんについては、始めの設定と後半の設定に矛盾があった気がするのも不満のひとつ。冒頭では、もう殺さないみたいなセリフがあったような気がしましたが、後々殺しまくってますよね、途中で説明もなかったしモヤモヤしました
全編にわたって納得がいかない場面、セリフ、設定が多く、久しぶりに失敗したなと思った映画鑑賞でした
残念でした、ほんとに
出だしはよかったんですよ
大正の雰囲気がプンプン香ってくるような街並みや花街のセット
気合い入ってるなと期待も高まっていったのも束の間、時間とともにそのテンションは萎み続け、最後は何も残りませんでした
あー残念だぁ