「『人にできるだけ優しくします。わがままも言いません。周りの人たちに感謝して生きます。だからこれからも、彼のそばにい続けられますように。』」今夜、世界からこの恋が消えても night runnerさんの映画レビュー(感想・評価)
『人にできるだけ優しくします。わがままも言いません。周りの人たちに感謝して生きます。だからこれからも、彼のそばにい続けられますように。』
観てよかった。
まず、そう思った映画だった。
『前方向健忘』、『記憶』という装置をうまく使ったストーリー…。
たとえば、レプリカントは自分の生を実感するために、過去の写真にこだわって、集めていた。記憶こそが存在であり、記憶が生きる証そのものなのか…
お父さんの野間口徹さんや古川琴音さんの演技がストーリーに厚みをもたせ、また、松本穂香さん、大人の役をするようになったんだねーと、地味に感動。
細かいディテールの齟齬がそんなに気にならず、結構入り込めた(もう一度観に行こうか、迷ってるくらい)。
それにしても、こういった恋愛ドラマのBGMはピアノ曲がマスト!だと思わせてくれた。
あと、花火……(花火も一瞬で消えちゃうんだもんね。その瞬間が美しいんだもんね)。
女の子は、彼のことを『とおるくん』て(下の名前で)呼んでいたけど、男の子は最後まで『日野さん』って、(名前ではなくて)苗字で呼んでいたのが良かった。
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