劇場公開日 2022年7月29日

「久しぶりに満足する映画に出会った」今夜、世界からこの恋が消えても ヒカルさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5久しぶりに満足する映画に出会った

2022年8月7日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

切なく辛く悲しいシーンも多かったけれど、観賞後に不思議なほどに暖かい気持ちになる作品だった。
前向性健忘を患った真織、自身も不安や絶望的な気持ちと闘っている透、そして、あまりにも辛い役目を背負うことになる泉。三者三様の『相手を想う』気持ちに感情移入し過ぎて、鑑賞中 何度も涙が溢れた。
花火のシーンは、私が観た映画の中でもtop3に入るであろう美しく、心掴まれるシーンだった。さすが三木孝浩監督。
映像化を聞いた時、とらえどころのない透の役は難しいだろうと思っていたけれど、道枝駿佑が透き通るような透明感と柔らかい表情や声のトーンでセカコイの透を二次元化してくれた。福本莉子は可憐な見た目に反して凛とした真っ直ぐな視線が印象的な真織だった。古川琴音は凄い女優が出てきた!という印象で、1シーンごとに心を捕まれた。
この夏、絶対にた観てほしい映画の1本。お薦めです!

ヒカル