劇場公開日 2022年7月29日

「三木監督らしさ」今夜、世界からこの恋が消えても ぱおうさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0三木監督らしさ

2022年8月6日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

三木孝浩監督の作品には好みに合うものが多く、中でも「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」は、「切なハッピー」系統の典型で、一番好きな作品の一つだ。
本作も、三木監督らしさが色濃い、キラキラ輝く美しい純愛のストーリーだが、切ない陰があって、終盤には泣かせてくれる。「切なハッピー」の良作がまた1つ増えて嬉しい。
強いて気になったところを挙げるなら、ヒロインの福本莉子さんが、やや役柄とイメージが合わない印象を受ける点か。
同じ美人でも、華やかな雰囲気がある人だが、本作のヒロインにはもう少し地味なタイプの女優さんの方が向いていたのではないだろうか。
もちろん個人的な好みに過ぎないが。
今年は三木監督作品が相次いで公開されるので、期待値は高まっている。良作が増えていくのは大歓迎である。

ぱおう