今夜、世界からこの恋が消えてものレビュー・感想・評価
全234件中、1~20件目を表示
ひょろり&ほんわかとした道枝駿佑の優しい佇まいがいい。
不勉強でよく知らないまま観たが、主演の道枝駿佑という人はなにわ男子のメンバーだという。しかし本作の佇まいは、アイドルというより、役そのもののひょろりとした善良男子で、この人を目で追っているだけで安心できる魅力があった。 福本莉子に関しては必要十分だけどそれ以上ではないというか、さすがに親友役が古川琴音では霞む部分があるのだが、見進めていくと助演の古川琴音の方に演技の大きな見せ場があり、キャスティング自体は適材適所なのだなと納得させられた。 セリフと音楽を駆使してムリヤリわかりやすくしている感は否めないが、それでもファンタジックな哀感は作品に宿っていて、ジャンルものとしてのクオリティーは高い。2022年夏は3本も三木孝浩監督作が公開されたが、『タング』とは別人かと思う出来栄えであり、3本の中で間違いなくダントツの作品でした。
綺麗な世界観で最後までだれることなくとても引き込まれた!! 冒頭の...
綺麗な世界観で最後までだれることなくとても引き込まれた!!
冒頭の泉がノートを隠していた理由、絵のことの嘘をついた理由。泉がどんな気持ちでその嘘をついたのかわかってから思い返すと辛い。透の存在を消していく作業をするシーンも辛い。。守ることと同時に裏切ることにもなる、そんな古川琴音のあの泣きのシーンはそんな、想いが痛いほど伝わってきた。演技がめちゃくちゃ凄くて圧巻……
美しくて儚い、彼女の記憶には透はいないけど、心は透のことを憶えている。
近年でみた恋愛映画の中で一番良かった。
大丈夫、体なら愛をおぼえているから
絵がすごいです。 字がすごいです。 それらを書く人がすごいです。 人の愛がすごいです。 本人の意志の尊重は愛です。 世界中が敵になっても愛する人を大事にしてすごいです。 一瞬を大事にしていてすごいです。 明日の自分へ伝える大切さを描いていてすごいです。 記憶がなくても記録があるというのは、まるで遺伝子のようです。 体が記憶している事を手続き記憶というのですね。 出演者の迫真の演技を堪能しました。 目覚めると今の状況がわからないという経験が有ります。若い頃に泥酔した時がそうでした。それが毎日続くというのは、想像すると確かに耐え難い辛さが有ります。 映像も抜群に良かったし、もちろんストーリーも楽しめて大満足です。
ラストがね
始まり〜後半までは、まぁよくあるストーリーなのかなと、ほんわかした若者の恋愛を見てる感じだったが、ちらちら???と思うことが…。それがラストにつながり、ラストはもう前のめりで見てしまった。
浜辺美波の面影を感じながら福本莉子の演技を観ていた。かわいいキムタ...
浜辺美波の面影を感じながら福本莉子の演技を観ていた。かわいいキムタクだなあと思いながらなにわ男子くんを観ていた。
設定が非現実的でなかなかファンタジーの世界に入って行けず、1日で恋人気分になるなんてなんて尻軽女なんだ、と観ながらチョイチョイ思ってたが、ある日男子くんが彼女の部屋に訪れたとき、彼女の親友がベッドの掛け布団をめくったら出てきた日記を前に毎日絶望の寝起きでも彼女は逃げないというようなことを男子に、そして視聴者である私にも強く言った。
確かに毎日毎日昨日の記憶がない中日記をガッツリたっぷり読み返し、というか毎日新鮮な過去日記を初めて読むのも大変なのに昨日までの、そしてまた昨日までのの積み重ねの自分になりきる精神状態が、とても恋愛するレベルまで到達するのか、疑いたくなる気持ちがある。でも彼女は毎日毎日それをやって逃げないのだ。しかしそれを続けさせるのは幸せに満ちた昨日までの日記のおかげなのだ。そうなのだ、男子くんのおかげなのだ。
その男子くんも映画に都合よく使われ突然のお別れ。
だが、一瞬スリリングな気分になった。彼女の親友は男子くんが好きだったから、だから彼女の親友が彼女の男子くんを彼女の記憶障害をいいことに奪い取った、いやそれは無理でも男子くんとの仲を裂いたと一瞬思った。
だがそれは違った。
いろいろ小憎いシチュエーションがあって、男子くんのお姉さんが彼女の日記から男子くんの名前を消すという残酷な作業を請け負い作業中にやっぱりお姉さんは泣いてしまう。あざといシーンであった。
男子くんには生きていて欲しかった。うーんでも彼女の中で記憶とは別のというかそれも記憶なのかもしれないけど消えないものがあってそうやって彼女と生きてるとかいうんでしょ。人間いつかは誰だってお別れはあるけども。
人を好きになるのは一瞬、でも好きでい続けるのには記憶が必要なのだろうか。
それとは別に彼女が男子くんがタイプなら、毎日フレッシュな恋でそれはそれでドキドキが増し増しだったかもしれない。
結局、いろいろ思えて面白かった。
泣きました
一見ありがちな記憶がなくなる、という設定ですが
毎日を大切に過ごさなければ、と思わせてくれる映画です。
最後はいい意味で期待を裏切られました。
主人公の2人のふわっとした雰囲気にとても癒され、
古川琴音さんの切ない演技には涙を誘われました。
☆☆☆★★★ 原作読了済み。 映画は、原作の残り30ページあたりか...
☆☆☆★★★ 原作読了済み。 映画は、原作の残り30ページあたりから始まる。 謎の男の子の絵。「これは誰?」 以後、時系列は最初に戻り、ほぼ原作の流れ通りに展開される。 映画のラストシーンとしては、《謎の男の子》の絵を描く真織の姿こそ相応しい訳なので、この入り方には観ていて「嗚呼、これなら無理がないなあ〜」と感じた。 今年2月に公開された、同じく福本莉子主演による『君がくれた青空』は。朝になると同じ1日が毎日リセットしてしまう女の子の話。 映画のエンディングにて〝 Special thanks 三木考浩/月川翔 〟とクレジットされていたのは。続けて似たような内容に主演する事になる福本莉子の為に、作品に対して2人の監督から何らかのアドバイスが有ったのでしょうね。 毎日起きる度に同じルーティーンを繰り返す必要のある女の子とゆう、少し似た特殊な事情ゆえ…との。 原作だと詳しくは描写されていない主人公の女の子を襲った事故。 映画はブレーキ音を観客に提示する事により、必要以上の説明を省く。そのブレーキ音だけで『察してください」とばかりに。 (一応、両親から簡単な説明はなされる。その際に、「これって毎回有るの?」と言った真織の疑問は原作にも少しだけ有ったかも知れない。) 何故だか付き合い始める2人。 原作だと重要な人物となる下川くん(途中で海外留学をする)や、悪ガキ共の登場場面は最小限にとどめ。この若い2人を見守る《泉》との友情と共に、《透の家庭》内の確執の話を強調させる内容となっている。 実は、原作を読了後「さあ観に行くぞ!」と勇んでいたら。あとがきにて、今まで読んでいたのは ※ 1 スピンオフの方だったのを知り、慌てて原作を買い直し急いで読了するとゆう体たらく。 いや〜書店の平積みに両方積まれていても、ぱっと見だけだとオサ〜ンにその違いは分からんもん💧 でも、それによって理解出来た箇所も有って。 スピンオフでは、2人を見守っていた泉だけれど、本心では透に片想いをしていた想いが描かれていた。 尤も、いやだからこそ。スピンオフでの、泉に恋をするもう1人の透こと《成瀬透と泉》の間で交わされる「本気で好きにならないならばいいよ!」との、泉の返答から始まる恋愛物語の方が、読んでいて面白かった。 その辺りを踏まえて映画本編を観ていると思うのだけれど。彼氏くんの姉と父親との確執の物語だが、原作を読んでいても「う〜ん、何だかなあ〜!」…と言った思いだっただけに。そこを詳しく描くのならば、真織が透との関係から得られた楽しい思い出をもう少し描いた方が…等と、つい思ってしまった。 製作側としては。記憶系恋愛映画として、どうしても『50回目のファーストキス』を意識してしまう辺りは否めないのではなかろうか? そして、原作者としては。この恋物語が5月27日から始めるひと夏の切ない恋物語とゆう観点から。(おそらくは)アニメ版の『時をかける少女』が、(描いた)その背景にはあるのではないか?…と。 真織が透と楽しんだひと時。 映画では描かれなかったのだが。原作には、自転車を2人乗りして坂道を疾走する場面が描かれいる。 その際に真織は、大声で「行けええええええ〜!」と叫んでいる。 スピンオフだと、同じ場所を2回描写されていて。この2人乗りだけでも計3回描写されているだけに、透とのひと夏の記憶と相まって、どうしても【時かけ】を意識してしまった次第。 ただ、映画オリジナルの要素として。透の姉(原作だと(西川景子→文乃に変更。文乃は母親の名前)との初対面場面となる花火大会を、2人の最大の思い出のシーンへと変更しているのは。観に来た観客側としても「そう有って欲しい」とゆう展開でもあり。何よりもキラキラとした青春恋愛映画としてこれほどのシュチュエーションは無い。 ペンギンのキーホルダーも映画オリジナルで。このキーホルダーが再度映り、「あれ?何で?」と意識されてから判明する真相へと導入する小道具の使い方も上手い。 脚本は月川翔と松本花奈との共作になる。 三木考浩監督には、『くちびるに歌を』『青空エール』『アポロンの坂道』と言った、キラキラとした恋愛映画であり、青春音楽系に優れた作品が多い。 反面で、『ソラニン』『ホット・ロード』『フォルトゥナの瞳』と言った恋愛映画でありながらも。どことなく【死の影】がチラ付く背景の恋愛映画だと、急に画面が陰々滅々となり弾まなくなって来る。 それだけに、『君の膵臓をたべたい』『君は月夜に光り輝く』と言った、恋愛映画で結果を出して来た月川翔が脚本を担当したのは正解だったと思いました。 2022年8月12日 TOHOシネマズ日本橋/スクリーン2 ※ 1 ちなみに、スピンオフにあたる『今夜、世界から涙が消えても』 主に【綿谷泉】と【成瀬透】の2人の目線で描写されていたのだけれども。その内容としては、、、 記憶の底から《彼を》必死に思い出そうとする【日野真織】 記憶を閉ざして《彼を》忘れようとする【綿谷泉】 彼女の為に《自分を》消して欲しいと願う高校生の【神谷透】 彼女を気遣い《自分を》目立つ事の無い様に彼女に寄り添って生きる大学生の【成瀬透】 高校生の透は、既にこの世には居ないものの。その彼氏くんの面影を追い求める真織。 その彼氏くんの代わりに新たな彼氏くんとなる【成瀬透】との恋愛事情によって、《真織と透》の関係性が続いている展開→小説家としてデビューする【綿谷泉】の物語となっている。
危険な映画です、心優しい系の男子モノって駄目です
観るとヤバいです。 ストーリーや設定に物言いとか、ツッコミ入れるどころじゃ無いです。 モロにきちゃうからです。 正直、観るの怖いです。 ホラーなんかは全然平気なのが、この手の方がドキドキが酷くなって、息苦しくなって来そうです。 目頭熱くなるどころか、随所で完全に涙ドバドバ状態に陥ってしまいます。 絶対に劇場鑑賞は不可能でしょう。 その姿はキモいじじい状態に他ならないからです。 この手の映画は嫌いじゃ無いです、というより好きかも? でも残念ながら、上記の理由で基本、一人の状況でしか鑑賞出来ません…. 蛇足ながら、この映画での福本莉子の喋り方や演技、雰囲気など、どうしても渡辺美波にソックリに見えてしまう事が驚きでした。
虚しい
知り合いの知り合いに「前向性健忘」の人がいて、実際の話聞いてたので、より身近に感じながら鑑賞 どうしょうもない現実で、毎朝絶望しながら1日をスタートして毎日過ごしていく。本人も家族も辛い日々。 畳み掛けるように悲しい結末。 悲し過ぎる。
昨日の、あの時の自分に共感できるか
今の世の中はほぼ誰しも記憶の一部をデジタル化して何かに預けている その手にしている"記憶"は本当に自分のもの? 信じる根拠はやはりアナログな"手続き" 生きた証は誰かの記憶にある 身体はDNA、知恵は伝承とか 本当の思い出がその人一代限りなのは意味があるはずで、思い出の儚さが逆に今をこの世を信じて生き切る原動力になると思う 表現としては、 福本莉子の誠実な演技 古川琴音の観るものをねじ伏せる熱量の演技 ベテランを感じさえする松本穂香の安定した演技 この映画はこの3人で納得させようとしているのかな 特に記憶を奪った重みに潰れそうになる古川琴音の演技には年甲斐もなく思わず涙
泣けました
SNSで泣ける映画って何度も出てきたので視聴させていただきました
泣けました…
親友やお姉さんの気持ちを考えると涙が止まらなかったです。お姉さんがパソコンで日記を書き換えるシーンは特に辛かった、、
でもちょっと展開が早く感じました
あと心臓病って遺伝するっけ??
映像がいい
「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」 「思い、思われ、ふり、ふられ」 も視聴したことがあるため、監督が一緒と聞いて納得した。 2時間通して映像が綺麗で展開によって全体的な画の明るさが変わるため、ストレスなくスッと入ってくる。 展開としてはありがちな感じではあるが、だからこそシンプルで面白く泣ける映画だと思う。
3つ目のルール、破ってもいい?
嘘の告白? 恋人のフリ? 前向性健忘症? はいはい、ベタベタのラブロマンスね。 観る前まではそう思ってました。 いや、めっちゃ感動した。 ストーリーはありがちな展開ではあるんだけど、出演者の演技力がやばい。 この作品で道枝くんと莉子ちゃんのこと好きになった。
存在を消されていく運命
道枝駿佑主演作は初めてだが、評価が高いから観てみた。 福本莉子扮する日野真織は、3年前の事故の後遺症で一度寝るとその日の記憶を無くしていたところ回復基調にあった。日記には道枝駿佑扮する神谷透くんの事を忘れないでとあった。神谷透はいきさつ上、高校の教室で人気者の真織に嘘の告白をしていた。 なんか道枝くん、ふわふわしててちょっと頼りない感じだね。真織の感じはどこか君膵を思わせるところがあったね。疑似恋人と言っても福本莉子が相手なら何よりかもね。 ちょっとうっかりしてたらラストどんでん返しされたな。存在を消されていく運命もやむを得ない事だね。
全234件中、1~20件目を表示