「インド映画3本目:観光ではわからないインドの現実。」燃えあがる女性記者たち のりたまちびさんの映画レビュー(感想・評価)
インド映画3本目:観光ではわからないインドの現実。
ちょうど4年前、インドのデリー、コルカタを旅した。
マザーハウスのボランティア体験が旅の目的で、コルカタでは日本語ガイドのおうちにステイさせてもらった。
体感したインドの暮らし、街の様子は、私が子ども時代を過ごした1970年代の日本のようだった。
ガイドの話によると、都会ではカーストの縛りは随分ゆるくなり、英語ができればカーストに関係なく高給の仕事につける時代と聞いた。
この映画の舞台は、デリーやコルカタに比べると、随分田舎のようだ。
それゆえに、カーストの縛りがきつそうだった。
男性も、母親のおなかから産まれてくるのに、なぜ、女性に対してこうもひどい仕打ちができるのか。
正直、理解に苦しむ。
100年前の欧米や日本では、女性の身分、立場は弱かった。
多くの女性たちが闘い、権利を勝ち取ってきてくれたから、今の私たちがある。
インドは、これから、このいばらの道を歩むのだろうけれど、おそらく闘う期間は短縮されるだろう。
今度、インドを訪れる時は、タージマハルとバラナシ、そして田舎の方も周りたい。
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