「いつものマイケル・ベイ作品」アンビュランス Gingerさんの映画レビュー(感想・評価)
いつものマイケル・ベイ作品
終始ドンパチ、破壊の限り、ド派手なアクションを何も考えずに見るにはいい映画かもしれないです
逆にちょっとでも気にして考え始めたら負け確定
やはり自分には合わなかった
改めて自分にはマイケル・ベイ監督の映画は合わないことを再認識させられました
とにかく説明描写が足りなすぎる
上映時間長いんだから、もう少し時間配分考えるべき
銀行強盗も、当日の直前に参加、銀行の建物の構造を把握できないまま、犯行計画の説明もなく、さらにカメラワークがグルグル回されて、どんな計画が破綻して、どうやって逃走しようとしてるのかが全く把握できない
また、川から高速に逆走するところでなんでパトカーを巻けたのかが見た目の派手さ優先でイマイチ分からない
なんでか説明できる人に説明して欲しいところ
その他、設定も気にし始めるとどんどん沼にハマっていくばかり
なんで、銀行強盗するのに、覆面もせず顔晒してたり、ましてやサンダルとかありえない
行き止まりの手前で止まってる犯人の車通り越して崖?に飛び出す警察車両とか 普通手前で止まって退路を塞ぐチャンスとしか思えない
警察を巻いたあと、別に用意した救急車で撹乱するところでなんで乗ってきた救急車を緑に塗り替えるぐらいなら、別の車に乗り換えた方が逃げやすい、だいたいナンバー偽装しなきゃすぐバレるだろ、映画のタイトル上救急車に拘ってるんだろうけど
癌を患ってるのにやたら元気な奥さん、見てる人の同情を引くなら、病院入院してる設定にすれば主人公の切羽詰まった状況が描ける気がするのだが
銀行強盗のお金を資金洗浄もせずに奥さんの治療費に使える訳もなく、犯罪に手を染める理由が弱い、犯罪者の父親が嫌で軍隊に入ったんじゃなかったんだっけ?
また、ラストは、自分で撃った警官の救命を手伝ったと同情や兄弟間の家族愛でお涙ちょうだいみたいな方向に持って行ってるが、犯罪組織と手を組んで爆弾やマシンガンでの警察の大虐殺までとどんどん犯罪がエスカレートしている状態で全く同情できない…
ま、この映画で設定とか考えてる時点で楽しみ方を間違えてるのは認識してます でも、天邪鬼な自分を黙らせておくことが出来ませんでした…