「善人が生き残る」アンビュランス summer eyesさんの映画レビュー(感想・評価)
善人が生き残る
その昔、吉本隆明が「ターミネーター」を評して極限状況が次から次へ続くとそこに「もののあはれ」が生じる的なことを言っていたと記憶しているが、この映画もそんな感じだった。ハチャメチャな映画であんな大揺れする車の中で手術なんかムリだろとかツッコミどころは多々あると思うがこれだけ徹頭徹尾追いつめられシーンが続くとだんだん切なくなってくるのは確かだ。カメラワークが斬新だったのとエイザ・ゴンザレスの女性救急隊員が画面を引き締めていたと思う。
ラス前に出てくるベッドの白人の女の子がどういう関係なのか見落としてしまった。
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またぞうさんのコメント
2022年4月11日
最初新米の同僚に女の子の状態教えられたとき「もう興味ない」と突き放してたのが最後は自分で病室を探して見舞いに行く。生きることの価値を見直したということかと思いました。