「BLMをシニカルな笑いで」ゼイ・クローン・タイローン 俺たちクローン? bionさんの映画レビュー(感想・評価)
BLMをシニカルな笑いで
タイムループと思わせて、別な方向に進んでいく展開が面白い。
ジョン・ボイエガのギャングスタイルがめちゃくちゃ決まってる。今後は、悪役もできるんじゃない。
ジェイミー・フォックスは60年代風のソウルファションに身を包んだポン引き役で、ヘタレ気味マシンガントークで売春婦役のテヨナ・パリスとコメディーパートを盛り上げる。
ブラック・ライヴズ・マターを題材にした映画は、主張が強すぎて興醒めしてしまう場合があるんだけど、『ゼイ・クローン・タイローン』は、自虐ネタを含んだ笑いで楽しませてくれる。
はちゃめちゃのラストの中で、驚きの真相も明かされる。SFテイストの上にシニカルな笑いをふんだんにまぶした、なかなか自分好みの作品でございました。
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