劇場公開日 2023年4月7日

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ザ・ホエールのレビュー・感想・評価

全254件中、221~240件目を表示

4.0人は他の人を気にせずにはいられない生き物だ、だから人間は素晴らしい

2023年4月8日
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「白鯨」モビー・ディックと自身を重ねる悲痛なエッセイに胸が痛い…。大きく(醜く?)、無感情と作中でも形容されている鯨に。作者は自身の悲しみを先延ばしにしている。愛したパートナーとの過去を機に過食状態に陥り健康状態を著しく崩している肥満男性が自らの死期が近いことを悟ったことから、自身を嫌っている娘との関係修復に向けて行動する5日間を描いた本作は、アロノフスキーによる実にアロノフスキーらしいダークで壮絶な作品。つまり、息もできないほど内側へと掘り下げ追い込む究極のキャラクタースタディ。作中でキリスト教、引いては宗教それ自体の存在自体に疑問符を投げかけるような揚げ足取りなど、神の不在あるいは沈黙。
だけど、最後には微かに救いもあって、それらは何より主演ブレンダン・フレイザーの魂の宿った名演と共に見る者の心を広く掴み記憶されるだろう…。別にオスカー獲らずとも既にソダーバーグやスコセッシなど素晴らしい監督たちの作品にも次々と出て復活は間違いなかったけど、やっぱり彼が主演男優賞を獲って本当に良かった。"カムバック好きカムバック好き"と言いながらなんだかんだ、同監督の本作と共通する『レスラー』のミッキー・ロークや、『バードマン』のマイケル・キートン、『クリード』のスタローンなど獲り逃し続けているイメージのほうが近年圧倒的に強かったから。

disgusting
勝手に関連作品『レスラー』

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とぽとぽ

4.5人は人を救えない、が……

2023年4月8日
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Pocaris

4.0歩いただけなのに、こんなに胸が熱くなるとは

2023年4月8日
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“隣人を愛せよ”と説くのに、
“同性愛”を嫌悪する宗教。
“自分らしく”と導くのに、
テンプレートな解答を求める教育。
全ての者を幸福というのは、
一部の者のみの優越感しかない。
世界は欺瞞が溢れている。
だからこそ、
一人娘の幸せを純粋に願う彼の思いに心打たれるのだった。

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ムーラン

0.5ザ、自己中の‼️❓キモいヒトデナシ‼️❓アンビリーバブル‼️❓

2023年4月8日
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ゲイに偏見はありませんが、不倫の果てに家族を捨てて、生活習慣病で死にかけて、捨てた家族を愛してて、愛してほしい、だなんて、なんてしょうむない映画なんでしょう。
超デブも、食べなければ、何十年でも生きれるし、余命もググルだけの結論だし。
アカデミー賞主演男優賞も、セリフが多いだけのトムハンクス崩れの演技の様だし。
宗教青年の話もくだらないし、解決も、なんか全てが空疎。
元妻も娘もまともでない、主役の元恋人の妹である介護士のみ。
結末なんて、本当に空々しくて、久々の最低映画でした🎞🎬🎦
最低を観たければ、是非。

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アサシン5

半分寝てました。故に評価出来ません。

2023年4月8日
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鑑賞方法:映画館

知的

前夜の深酒がたたり、開始から半分くらい寝入ってしまいました。数分間ぐらいは眠ったことはあるのですが、こんなに長いのは初めてです。

故に評価のレビューを書いたら、作品に失礼です。
小難しい会話劇だなと思っていたら、もともとは舞台作品で、それを映画化したものだと知りました。
妻子を捨てて、教え子(男性)と同棲する創作科の大学教授の物語。いかにも現代劇にありそうな話でした。過食症で巨体となった主人公の体から「ホエール」と思っていたら、メルビルの「白鯨」とも掛けていました。知的だぁ。

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いなかびと

3.0デブへの寛容 宗教への不寛容 LGBTQ への理解 A24にしては普通すぎて心理的負担大きいのだ。アカデミー効果大。

2023年4月8日
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悲しい

幸せ

体重272❓キロ。
そんな彼でも人生や絆があった。今はポンコツで立ち上がることもできないけど❗️

実は要約するとそういうこと。
ブレンダン・フレイザー独壇場。

有料パンフがさっき見た「AIR」のデカさと対照的なミニサイズ。

ネタバレにならない程度に述べると

愛の色々
宗教の救いとは
自分に向き合おう

ということかと思う。

「エブ・エブ👀」はアカデミー以前の公開で効果がよくわからないけど
本作は確実に「アカデミー主演男優賞 ブレンタン・フレイザー メイクアップなんやら賞=デブの特殊効果❓」
の影響大で
スクリーン前には 予告編段階で 咳すら無い😷 紳士淑女が大集合だ❗️

そんな まじめな観客 に答える
よく言えば正統派 悪く言えば 演劇的平坦な密室劇。

A24にしては正統派すぎて かえって不気味だった。

人生いろいろ、おデブちゃんもいろいろ、LGBTQもいろいろ、信仰の自由
まあ ワシ的には 眠れるほどは退屈では無かったから・・うまく見せている

だが、超現実主義者のワシ的には 2つの疑問が 頭から離れなかった。
①体重はどうでも良いが、立ち上がれないレベルでは、掃除とか洗濯、食料調達どうすんだよ❗️
 元彼氏の妹は看護師&フランスパンのサンド持ってきてるだけ、いくら宅配ピザやUberやAmazonあるとは言え
 掃除も洗濯も料理もできないレベルでは2015 2023レベルでは生活が成立するはずがない。50年後は知らんんけど

②女房から鞍替えした 彼氏の死因 背景が 霧の中🌁のように薄弱でフワフワしててよくわからない。

ワシ無宗教ですが 宗教全般への指摘は正鵠を射る感じで鋭い・・何らかの宗教の信者の人にとっては「向き合いたくない、耳が痛い」だろうね。

前述のとおりA24にしてはオーソドックスで
デブへの受容寛容の心構えができている紳士淑女の観客 的には「まあ普通ですね」作品。

ワシはデブでも痩せでも良いのだが、そんだけ毎日、ピザL🍕サイズ2枚頼んでたら
大学講師の金無くなっちまうよ @8000円以上だろから それともアメリカ🇺🇸はピザ破格の安さなのだろか?
要らん心配した。
まあ普通の普通の作品です。チコっとだけ長いカモ🦆

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満塁本塁打

3.5ダーレン・アロノフスキーの映画が日本で劇場公開されるのは『ノア 約...

2023年4月8日
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鑑賞方法:映画館

ダーレン・アロノフスキーの映画が日本で劇場公開されるのは『ノア 約束の舟』以来 9年ぶりという事実にまずは驚く

内容はともかくブレンダン・フレイザーがアカデミー賞とったのは納得の熱演だったけど

エンドロールへの入り方がアロノフスキーだなあて感じでしたね

英米文学科に身を置いていたのにメルヴィルの『白鯨』読んでない(挫折した)のはいかんなと思わされました

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teraox

4.0白鯨が繋ぐ父娘間の愛憎劇

2023年4月8日
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鑑賞方法:映画館

本作で今年のアカデミー賞主演男優賞を獲得したブレンダン・ブレイザーが、主人公のチャーリーを演じた父娘間の愛憎劇でした。チャーリーは、かつて自分の教え子・アラン(男性)と恋仲になり、妻と娘を捨てた過去がある。ところがアランが亡くなってしまったことから、過食症かつ運動不足に陥り、今では272キロもの巨漢になってしまい、自立歩行すら出来ない状態。収縮期の血圧が優に200を超えるなど、本来なら入院治療が必要なのに、お金がないことを理由に病院にも行かない。そんなチャーリーを手助けしていたのが、アランの妹でホン・チャウが演じた看護師のリズでした。
チャーリーは目前に死が迫っているたことを悟り、娘のエリーとコミュニケーションを取ろうとするものの、エリーは自分を捨てた父親に悪態をつきまくる。それでも自分の遺産を全てエリーに与えるという、極めて打算的ではあるものの、恐らくは唯一の解決策を使ったことでコミュニケーションが続き、それを端緒に父娘の間柄がグダグダながらも回復していき、遂には本人的には願いが叶ってエンディングを迎えることになりました。

タイトルの「ザ・ホエール」というのは、言うまでもなくハーマン・メルヴィルの不朽の名作「白鯨」から来ているもの。これはチャーリーの巨体を表しているとともに、エリーがかつて書いた「白鯨」に関する感想文が、物語のキーになっていることとも繋がっていました。映画を観たついでに「白鯨」を読もうかと思いましたが、上下巻で1000ページにも及ぶ超大作なので、読み終える自信が持てず止めました。。。

ところで本作では、チャーリーの巨体や所作が、実にリアルに再現されていました。巨体の造形は言うに及ばずですが、その動きをリアルに演じたブレンダン・ブレイザーの演技は、アカデミー主演男優賞に相応しいものだったと思います。また、「ザ・メニュー」で薄気味悪いウエイトレスの役を演じていたホン・チャウが、献身的な看護師の役を演じていました。こちらはアカデミー助演女優賞にノミネートされ、惜しくも受賞は逃しましたが、なかなか印象深い演技だったと思います。
娘役のエリーを演じたのはセイディー・シンクでしたが、父親を毛嫌いするいかにも今風の女子高生の姿は、父親が自分を捨てた過去があるとは言え、結構引くくらいに酷い態度でした。これも彼女の演技が良かったという証拠なのでしょう。

総括すると、父娘の愛憎劇という点では平均点をやや上回るものであり、巨体を再現したメイク技術とその所作を演じたブレンダン・ブレイザーの演技はそれなりに良かったかなと思う作品でした。

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鶏

1.0これは難しい映画だ。

2023年4月8日
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難しい

ここまで自分を痛めつけてるやつに共感はできないし、主人公のシチュエーションが特異過ぎて、まるでスクリーンの向う側とこっち側(観る側)に結界が張られているように感じた。

美味しい料理なんだろうが、どこから食べていいのかわからないし、食べ方すら要領を得ない、

そんな感じの映画です。

鑑賞される方々が、一人でも多く結界を破らんことを御祈り申し上げます。

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ちゆう

4.5タイトルなし

2023年4月8日
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 まず圧倒的な肥満の身体。ラスト近くの過食自傷シーン。
 タイトルは、白鯨と、彼の身体。
 様々な人たちとの関わりはきついと共に美しい。
 宗教者のテーマは、必要だったと思うが、キリスト教社会でない分にはわかりにくい。

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えみり

5.0退屈で退屈で、エブエブも酷い出来だったので今年のアカデミー賞はハズレだな

2023年4月8日
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と思っていたが、エンディングで評価が一変した。
この作品のメッセージが明確に伝わってきたからだ。
お前のせいで私の人生は滅茶苦茶だ。
父への憎しみで自分の人生を生きられない娘。
しかしそんな復讐心に何の意味もないことは
本人が一番よく分かっている事だった。
自分が書いたエッセーを父に読まされ、そのことに気づく。
娘の心の闇を救い、父は安らな気持ちで旅立つ。

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馬券師

5.0今年ベスト

2023年4月8日
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ヘルスポーン

3.5光が差す時

2023年4月8日
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m m

4.0緩やかな自殺

2023年4月8日
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2023年劇場鑑賞80本目。

自力で歩けないくらいの肥満の男の最期の5日間をハムナプトラでおなじみブレンダン・フレイザーが演じ、日本公開に先駆けてアカデミー主演男優賞を受賞したと言う作品。

まぁアカデミー賞が絶対という訳ではなく、そうかなぁという作品もあるわけですが。

疎遠になっていた娘との分かりやすい心の交流の話かと思ったらそうでもないな、という印象で、他にもあと3人主要登場人物がいます。そのうちの若い宣教師が最初は愛すべき間抜けみたいな感じで描かれていたのが段々そうではないことが分かり、でも彼の思っていない方法で結局彼の目的が達成されたのが皮肉だと思いました。

最後ギリギリ泣けました。

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ガゾーサ

3.5ハムナプトラからの…

2023年4月8日
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きい

3.0作品賞ではない

2023年4月8日
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スタンダードサイズの画面はこだわりか?
画質が良くない!
娘への愛の物語なのか?
身勝手な男の結末までが描かれているが彼の心情は計り知れないかと思ったりもする、、
吹き替えで観てみたい

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883HT

2.0みんなホメすぎ

2023年4月8日
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鑑賞方法:映画館

いつものとおり事前の予備知識はほとんどないまま映画鑑賞するのが流儀だ。
毎週金曜日の新聞に載る新作映画レビューで、複数の新聞が大きく取り上げていたので、映画館へ行った。

狭い空間で、登場人物も少ない物語が進む。
オンラインで顔かたちも見せないまま、文学の講義をする超肥満体、病的肥満の男をめぐる物語。
彼を軸に、訪問看護師、宣教師の若者、幼い時に別れた娘らが登場し、この男との関わり、過去の事情が展開する。
現代アメリカが抱える一つの闇のようなものを感じる。
超肥満体の男がリアルに再現されているのは、確かに見世物的見ものではある。
しかし、物語そのものは僕の心を打つ、感動させる…というほどのものではなかった。

先のアカデミー賞で、主演男優賞を受けているという俳優ブレンダン・フレイザー(54)についても、「ハムナトプラ」シリーズも未見で、本作で初めて認識した。
Wikipediaを読んで、彼の過去の事情が分かり、オスカーを得たのも何となく納得した。過去の個人的な事情、そこからの役者復帰ということをも加味されたのだろう。

でも、みんなホメ過ぎだ。

決して悪い映画ではないが、僕の判断基準では、☆4つつけて他人に勧めたいとは思わない。
もっとわかりやすくするか、もっと想像力を働かせてくれる作品のほうが、僕にとってはよいのである。

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町谷東光

4.5主演男優賞は納得。

2023年4月8日
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泣ける

悲しい

知的

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むつき

4.0アカデミー賞2冠は納得できる

2023年4月8日
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ある出来事をきっかけに過食となり、立ち上がることすらままならない極度の肥満となった男をブレンダン・フレイザーが演じる。彼のもとに通う看護師には“うっ血性心不全”の診断を下されているが、治療は頑なに拒絶する。だが、自らの死が近いことを悟った彼は、離婚してから音信不通だった娘を呼ぶ……。
元は舞台劇で、ほぼ室内のみで完結する。登場人物もわずかだ。だが、そこに流れる濃密な時間に圧倒された。
タイトルの由来は重要なモチーフとなっている『白鯨』と、主人公の見た目からだろうか?
見逃せない傑作だ。

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ぽてち

4.0「白鯨」が示す意味とは?

2023年4月8日
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BONNA