「色んな意味でとても重い」ザ・ホエール とらさんの映画レビュー(感想・評価)
色んな意味でとても重い
ブレンダン・フレイザーといえば、ハムナプトラでイケメンぷりが印象に深くあります。そこから色々あり、この作品で大復活をしたのは本当に素晴らしい。(アカデミー賞主演男優賞のスピーチも素晴らしかった)
この映画、ほんと色んな意味で重いです。
体重はもちろん、内容が重すぎる。心理的にもつらく重いのです。
たった5日間をしかもどんよりと薄暗い家の中だけで描いた映画なのに、とても奥深い物語があらわになってきます。チャーリーを家族を裏切った理由、彼を亡くした理由、そして娘との関係。これだけを5日間で語り尽くした。とても素晴らしく悲しき物語しでした。
あとはこの映画なんといっても、チャーリーの272kgという体重の容姿とその窮屈な姿でしょう。醜いと言われつつ、どこか愛嬌もある。そして、一緒に付き添ったリズとの関係性がほんと良かったな。
とても心に残る映画でした。
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