「なんとも言えない終わり方」ザ・ホエール ニョロさんの映画レビュー(感想・評価)
なんとも言えない終わり方
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一言でいうと巨体のおとこの死ぬまでの1週間の映画だ。
まず,舞台は主人公の男の部屋のみ。
登場人物も,ごく少ない人数に絞られている。
正直,ここまで太る理由が,恋人の死だけだと言うのもあまり納得できない。彼が原因の一つならまだわかるが、そういう話ではなかったと思う。
恋人が死んでからは、捨てた娘のために貯金して医者に行くことも拒否したと言うけれど、娘や元妻が望んでいたことはなんだったのだろう。そういう相手の思いがあまり表現されてない。
娘が恨み事を言うためか,彼の元に通ってくる。
その噛み合わない会話も痛々しい。
結局落第しちゃったのかな。
最後に,タイトルのクジラの如く,苦しみに耐えながら立ち上がり,娘のところに歩いてくる。この役者の演技は,迫力と悲壮感に溢れていて圧倒されたが、ストーリー的にはあまり入り込めなかった。
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