「そして希望へ…」ザ・ホエール ねもちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
そして希望へ…
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舞台に魅せられた鬼才ダーレン・アロノフスキー監督が映画化…
1つの空間をずっと見続ける異色の室内劇
体重272キロの巨漢、主人公チャーリーを見た途端思わず目を背けそうになった
み、見てはいけない物を見てしまった
心のざわつきに居心地の悪さを冒頭から感じてしまった
恋人を亡くしたショックから過食になり
重度の肥満症に…しかも治療を拒み続けた結果
病状も悪化し余命僅かと悟ったチャーリー
そんな彼が自らの過ちと向き合い
愛する人に心から愛してると伝えたい
孤独だった彼が無償の愛を捧げる最期の5日間の物語
チャーリー以外の登場人物も皆、心に傷を抱えそれぞれが信じる人、愛する人を求めている
チャーリーの姿を初めて見たピザ配達員と同様のリアクションをしていたであろう冒頭での私が次第に隙の無い緊張感に引き込まれ
人を信じ愛して自身を慰る…
そんなチャーリーから一瞬たりとも目が離せなくなっていた
結末の後味の悪さが癖になるアロノフスキー監督らしくなく😁
希望的な結末は静かな感動を与えてくれました
キャスト人の絶妙な間の台詞の取り方や制限された定点間の中での感情のぶつけ合い…圧巻でした
何よりオスカーを晴れて手にしたブレンダン・フレイザー!「ハムナプトラ」シリーズでのイケメンっぷりで世の女性達を虜にし冒険少年の心を踊らせた彼が奇跡の復活!!
撮影中モチベーションを維持するだけでも困難なのに彼の目だけで全てを表現する演技に
ただただ圧倒されました!
かつての大スターが今後は名優として沢山の作品を盛り上げて行く事でしょう⭐️
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