エッフェル塔 創造者の愛のレビュー・感想・評価
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愛が〜いちばぁん♪
エッフェルと言う名前からは「あんた、そこに愛はあるんか?」のCMをイメージしてしまうワタシだが、まさに愛が原動力になっていたのですね。
そして驚くべきは馬車が人々の移動手段(それも上流階級限定かな)の時代に空気を圧縮して漏水を防ぐとか鉄骨同士を組み合わせるための高さ調整の方法とか、人間の知恵とはなんとまあ素晴らしいことかと感嘆させられました。
そんな知恵を積み重ねてきたエッフェルのものづくりに向けての意欲を掻き立てるものが「愛」、素晴らしい!
そりゃもちろん二人の境遇を考えるとモラル的には褒められないのかもしれませんが、やってやろう!のモチベーションに繋がるのですから、やはり愛が一番なのですね。
お話が進むに連れ、なぜ若い二人が別れを迎えたのかの謎も解き明かされていきます。切ないなぁ。
絶対にやり遂げるとの強い意志で、きっと私財もなげうったのでしょうね、エッフェルがやっとの思い出完成させたエッフェル塔の落成式典に現れたアドリエンヌの黒いベールの意味するところは?エッフェルの視線の行き着くところを見つけた娘が父のエッフェルの手を握りながら耳元で囁いた「大丈夫」の意味は?
余韻の残るエンディング、壮大なラブロマンスに魅せられました。
【エッフェル塔のフォルムは…】
エッフェル塔に秘められた恋
エッフェル塔の建設者であるギュスターヴ・エッフェル。その彼が、エッフェル塔を計画している時に、昔の恋人アドリエンヌと偶然、再会する。しかも、エッフェルの友人の妻として。
ギュスターヴの表情から察すると、いい別れでなかったことは明白。
エッフェル塔建設への情熱を描きながら、ギュスターヴとアドリエンヌの過去の経緯がインサートされる。回想シーンは、胸がキュンキュンするようなエピソードがいっぱいで、この恋が成就しなかったら引きずるのは当然。
ギュスターヴは別の女性と結婚をして、5人も子供を作っているから、過去の恋をこじらせたわけじゃない。
この作品、一度想った女性をあきらめる事ができない男の心中をうまく物語に投影している。エッフェル塔の形が、何かに似ているというのは、こじつけだとしてもすごくロマンチック。
新しい建築物へのアレルギーは、いつの時代でも同じ。当時のパリでは、期待よりも不安と嫌悪が大きく、相当な反対運動が起きていた。歴史的な背景もしっかり描かれているし、エッフェル塔建設のために開発された新工法も映像で確認ができる。
歴史好きでロマンス好きな自分にピッタリの作品でございました。
大好きな映画のひとつになりました
ストーリーがシンプルで好きです。
シェルブールの雨傘やラ・ラ・ランドのような結末です。
フランス映画はあまり観たことがないですが
言葉の響きが柔らかくていいですね。
成就しない愛でも、
相手を想うからこそと思うと
とても感動してしまいました。
そして、結末には割り切れた爽やかさもあって安心しました。
エッフェルさんが熱い人で使命感や責任感も強くて
人柄がいいのも良かったです。
あのリーダーシップの強さは少し分けて欲しいです。
天性の熱さなのでしょうね。
ナイル殺人事件で一際強烈な存在感を出していた
エマ・マッキーさん
やはりただものではありませんでした。
大ファンになりました。
エッフェル塔の完成までのハラハラドキドキも
見どころでした。
縁あって良き作品に出会えて幸せです。
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