「親切には勇気がいる」ホワイトバード はじまりのワンダー まだまだぼのぼのさんの映画レビュー(感想・評価)
親切には勇気がいる
大傑作映画「ワンダー」の続編…と思いきや、繋がりはあれど、ほぼ単体作品。ナチス占領下のフランスで少女時代を過ごしたユダヤ人のおばあちゃんが、当時の経験を孫へ語り伝えます。
ナチス占領下を描く物語として王道のストーリー展開でありながら、人の優しさや親切にフォーカスする造りが素晴らしかった。極限状態では疑心暗鬼になるし、人を信じたり助けたりする余裕なんて無い。親切には勇気がいる。でも、その勇気が人を助ける。
ジュリアンやジュリアンの両親、ご近所さんはもちろん、少年兵になったあの男の子だって、勇気を出した。
辛くて悲しい思い出の中にある優しさや人の温かさに涙しました。
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