「猫まみれではないのでご注意を」ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ ababiさんの映画レビュー(感想・評価)
猫まみれではないのでご注意を
まるで猫まみれみたいな宣伝ですけど、
主人公は統合失調症で入院しちゃう人で、
その人生がメインなので、そんなにじゃんじゃん出てきません。
し、原題がそうであるように、電気まみれな感じです。
最初からイラストで食ってくつもりはなくて、
電気で特許を取ろうと頑張ってたけど、
イラストを褒められてだんだん仕事にしていく…。
奥さんに先立たれ、猫もさようなら、
孤独の中でどんどん精神を病んでく…て感じの話。
ただベネディクト・カンバーバッチがこういう役を演じると、
ちょうど良い具合にほっこり感が出て、悲壮感が薄らいだ印象。
めっちゃ暗い気分で映画館を後にする事はないので、そこは安心です。
妹の家庭教師としてやってきた、のちに妻となる彼女を、
食事中にポカーンと凝視するシーンに、動物的な本能が垣間見えて笑えます。
わざわざ予定を捻じ曲げてまで見る程の映画でもないと思いますが、
こういう実在の人物もいたのだなー…と興味深く拝見しました。
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