「私の手の延長線上にある工具」ヒューマン・ボイス talismanさんの映画レビュー(感想・評価)
私の手の延長線上にある工具
赤、緑、青とクリアな服の色に20年代のインテリアの部屋。スウィントンは身体も衣装も顔も頭部もOsker Schlemmerの世界。だから/でも通信もコーヒーも現代。殺し抹消するのは古代からの方法。交わした愛の言葉も古代からの手段、手紙。嘘をつき私は大丈夫、でも本当は違う、何も食べずどこにも行かず待っていた。なんでわからないの?モダンな室内の裏は舞台の書き割り。化粧し着替え髪を洗い犬と電話の向こうに語る台詞。色んなことを思い出して考えた。年とった女ってそんなに悪いの?
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