「しんどい」ビリーバーズ くまくまもんもんさんの映画レビュー(感想・評価)
しんどい
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映画としては素人目線で、構成やテンポは満足いくものでした。
しかしとにかく内容がしんどい。
カルト宗教が醸し出す異質な世界観、無人島生活の不清潔感、性的シーンの描写のしつこさ、合間合間の暴力性、これはR15じゃなく間違いなくR18です。21歳でも普通にしんどいのに15歳が見たらトラウマもんですよこれ。
最近話題のカルト宗教がテーマとなっていますが、宗教のせいで家庭崩壊が~、生活が~、みたいな重苦しさはさほどなく、どちらかといえば人間のエゴと三大欲求(特に性欲)について描かれた作品の様な気がします。原作は読んでいませんので映画との違いがあれば悪しからず。
特に印象に残ったのは議長が淫夢を見た原因を副議長の女の子に擦り付けて咥えさせるシーン。女の子は全裸になり議長のをいやらしく咥え、オペレーターの若い男は議長に「お前こんな大事な儀式のときに何してんだ!」と呵責され「がんばれ!がんばれ!」と激昂しだす仕舞。ああ…これがカルト宗教か…と熱いシーンを死んだ魚の目で見つめる私がそこにはいたはずです。その後も議長は宗教的な大義名分を掲げては何かと女の子に結合を欲求していて、こいつそれまでも隠れてひとりこそこそと侵入者の船にあった食料を食い漁ったり、汚れたものであるはずの俗世の雑誌を拾っていたり、どれだけ崇高な宗教に属していようが人間結局はエゴの塊だなあと感じました。
それにしても女の子がえろい。
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