「看板に偽りあり」シャザム! 神々の怒り 克晴さんの映画レビュー(感想・評価)
看板に偽りあり
サブタイトルになっている「神々の怒り」がイマイチ感じられません。まず神自体3人しか出てこないし、その3人もなんか別に「怒ってる」って感じじゃないし(多大な被害出した次女すら、怒ってるってより元からサディストなだけでは感)、行動原理もブレブレなんでヴィランとしてどうにも魅力がありませんでした。
前作から続くユルい悪ノリは健在で、手紙のシーンとかめっちゃ笑えましたが、そこは軽く済ませちゃダメだろと思うような身近な被害でもカールのようなサクッと軽いノリが変わらないのはちょっとどうかと思いました。
戦闘描写も、マーベルだったら「S」「H」「A」「Z」「A」「M」それぞれを象徴する能力をねっちり描写して差別化をするだろうところ、シャザムは「神々のチカラだからシャザム超つよい!」で終わっちゃってるのは残念です。まぁ原作からそうなのかもですが…
とまぁ、気づいたら文句ばっかりになってしまいましたが、擬似家族の話とかは素直に良かったし、なんだかんだ独特のゆるいノリは嫌いじゃないし、フツーには楽しめましたよ。
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