「愉快で不思議なミュージカル映画」ウォンカとチョコレート工場のはじまり どん・Giovanniさんの映画レビュー(感想・評価)
愉快で不思議なミュージカル映画
ポール・キング監督作品。映像が美しく、登場人物が多くてスケール感がある。画面に字幕を出さない日本語吹き替え版で映像を堪能した。
観る前に知っておきたいこととして、ティム・バートン監督(『BATMAN』(1989年)や『 PLANET OF THE APES/猿の惑星』(2001年)など、誰の作品とも似ない独特なダークさとマニアックな華々しさを兼ね備えた作風が特徴)の『チャーリーとチョコレート工場』(2005年)とは設定が違う。つまり前日譚ではない。
一文無しのウィリー・ウォンカ(ティモシー・シャラメ)と孤児の少女ヌードル(ケイラ・レーン)が、小人のウンパルンパ(ヒュー・グラント)と出会う夢のあるストーリー。
今作は1948年が舞台(Wikipediaによる)。建築工程が不明な巨大で立派な建造物や大勢の人が暮らしている町が丁寧に描かれていて、実話を映画にしたかのようなリアルさがある反面、非現実的さを前面に出しているミュージカル映画で、登場人物はコミカルな演技をし、愉快で不思議なファンタジー作品なのである。
コメントする
Uさんさんのコメント
2025年3月2日
共感を有り難うございます。
おっしゃられて改めて思いました。「登場人物が多くてスケール感がある」
そうですね。多勢のキャラを、リアルやファンタジーで視点を変えて面白く見せてくれた作品でした。
ゆ~きちさんのコメント
2025年3月2日
この作品、めちゃくちゃヒットして、ロングラン上映だったのに、アカデミーノミネート、確か1部門くらい?でガッカリしたくらい、実は好きな作品でした。
ようやくティモシーの評価が上がって嬉しいです。