「映画は毒入りじゃなかった」ウォンカとチョコレート工場のはじまり ばとーさんの映画レビュー(感想・評価)
映画は毒入りじゃなかった
単独映画としては、よくできたファミリー向け娯楽ミュージカル作品ですね。勧善懲悪、ハッピーエンドで冬休みに家族で鑑賞するのに最適なディズニー的作品、ですのでこの点数。
ただ「チャーリーとチョコレート工場」の前日譚といわれると、T.バートンとJ.デップのあの独特のブラックコメディ世界を期待しているとちょっと違うよね。有名作品のBefore/Afterストーリーとして集客を狙う「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」と同じビジネスモデルでしょう。
あえていえば「チャーリー」がSWのEP4とすれば本作はEP2あたりのダースベイダーに闇落ちするまえのアナキン・スカイウォーカーの物語ってとこですか。
あと、主役のT.シャラメはシリアス作品はいいんだけど、こういう娯楽作だとちょっと雰囲気が違う気がする。まあこれも子供に加えて女性層の集客のために必要なキャスティングですか。
作品中には毒入りチョコレートが出てくるが、作品自体は毒どころかスパイス風味もないひたすら甘い甘いチョコレートでした。 いやこういう映画も必要なんだけど。
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