ドント・ウォーリー・ダーリンのレビュー・感想・評価
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誰にとっての幸せなのか
期待値高く待っていました。とても、とても観てよかったと心から思います。ステップフォードワイフの現代版。
社会で働いて稼いでいると、親族や周囲が「女なら〇〇だったのに」という過去形の理想を押し付けられることが多々あり、辟易する日々。
ただそれを全否定するほど、ずっと自分が働いて稼がなければならないことは楽ではない。
男が稼いで女が家庭を守る、男にとってはそれこそが理想で自らやりたいと言っているのだから、働いて稼ぐのは男にやらせておけばいい、家庭を守るというのもそれはそれで幸せだ、そういう感覚もわからなくはない。
ただ、ただひたすらに、私は後悔はない人生を歩み続けているとしか言いようがなく。
自分のお金がないこと、独りでは生きられないこと、自分には家庭の母親という生き方しかないこと、それらを悔いて、娘に独り立ちできる力を与えようとしてくれた自らの母を思うたび、なぜ自分が今こうして生きているのかを思い出せるのだから。
理想や「昔は良かった」というノスタルジー、男女がそれぞれ囚われがちな価値観は、国や時代が違えど、大きな差はなく。
そしてアメリカに根強く残る黄金時代へのノスタルジーを「この形を選びたい者もいる」という優しい視点を合わせ持ちながら真っ向から否定する。
素晴らしい映画だと思います。結局、"古い"と言われるその構造を支持して積極的に支えたい人もいる。ただ全員に押し付けることは難しい。"普通は"で他人をコントロールできる時代は終わってしまった。
目の前の人を大切にしたいなら、まず自分が相手にとって何ができるのか、相手にとっての幸せとは何なのか考えられないことには、「幸せ」の押し付けは独りよがりな支配欲と成り果てる。
自分もまた、気をつけて生きていきたいと思います。
気持ちは分からないでもない
この作品…好きと言ったら…
この作品…好きなんだよね、、
効果音といい、どうなるのか気になってしまう。
今時な感じの作品だけど、これをもし30年前に作ってあった作品だとしたらとか考えると、、
やはりキューブリックの凄さを再認識してしまう。
Olivia Wilde監督のリアルな感じを生み出すのは
やはりさすがでした!!
役者陣も感情があるようで、ロボットのような、
心があるのかって感じる時もヒヤヒヤ度を上げていて
自分も今日寝て、夢であの世界に行ってしまいそうです😅
最近の作品は女性がピックアップされてきていて、
今の時代を象徴してきている。
作品によっていいなと思う事もあれば、
そこまで無理やりピックアップさせなくてもとあるが、
この作品は完璧に必要な要素だったな。
先の時代になったら最後の部分(主人公)は男性になって追い込まれているかもね🙄
最後まで思わせぶりでイライラ
トライライト・ゾーンにありそうなプロット
いまひとつ
プチ作品と思ったが、世界観良い実はビジュアル美術的にも意外な展開的にも優れた秀作。パンフレット売り切れ。
お家の🏠不思議ちゃんは【ビバリウム】以来だけども
【ビバリウム】も良かったけれども
こちらはさらにテンポを良くして、意外な展開
踊り子というかバレエダンサー的なビジュアルの不可思議さ、風景の美しさが半端ない
面白い作品です。
誰でもついていける、しかし【不思議ちゃんレベルMAXの好作品】
ユートピアスリラー という言葉にピッタリ。
なんでこの時代なの?という疑問が快適に分かりやすく後半に伏線回収。
煩雑な人間関係がなく、非常にわかりやすい。
「フローレンス・ピュー」女優が間違いなく主役で頑張っているが
実は夫役の「ハリー・スタイルズ」がヘンテコダンスで大健闘。
でも本当は、全ての総元締めらしい「クリス・パイン」がノリノリで最高❗️でした。
なぜ❗️なぜ❗️の不思議ちゃん映画。
「心を病んでいる人は、実は客観的状況をわかっていない」という誰でもわかる真理を「逆に投影」
有料パンフは公開初日の金曜日に確保していて正解だったヨ❗️
作品が意外に面白いオシャレ、+ 文庫本よりは若干大きい オシャレな装丁で売れ切れと見た
【ただし、紙質は、アメリカ🇺🇸お得意のペーパーバックレベルでゴワゴワしている。日本の印刷でこんなガサツは無いよ❗️
というレベル】特徴のある装丁だからまあそれは良い。
ただ、ジジイの余計なお節介ですが、若い夫婦、帰宅直後に発情で
ク・・は良いが、せっかく作った食い物次々と【星一徹のちゃぶ台返し】のように粗末に扱うのはイヤな描写だった。
でもアメリカ🇺🇸映画の不思議=目玉焼き🍳プラス🥓ベーコン🍞トースト☕️コーヒー が美味そうなんだよね。
展開の良い、ビジュアルも工夫された良作。そんなにお客さん入ってないのに、有料パンフ売り切れの不思議作品。
望んではいけない世界
生活が豊かでも支配されては、、、
心配しないで、あなたの理想はゴミそのもの
顔芸豊か
今作、フローレンス・ピュー主演に豪華な座組、そして監督がオリビア・ワイルドということで非常に楽しみにしていました。が、、、
フローレンス・ピューは今回も思い切りのいい演技。予告シーン以外にもラップを使うギミックなど顔芸も豊か。流石スリラー映画に映えますね。と、言うことでそれなりに「見応え」はあります。が、、、
残念ながら肝心なストーリーは面白くないです。何もかも説明する必要はありませんが、あまりにも「雰囲気」一辺倒。なんなら、ここから面白くなりそうなところで終わります。。。
象徴的な家父長制を世界観とし、これを「理想の人生」と見せる設定は面白いのに、残念なことにそのことを単に”皮肉ってる”だけに思えます。
ちなみに、度々の地震やあの卵は何を意味してるんだか??と、他にも疑問に思う点はいくつかありつつも、そのことについての「考察」を調べようという気力も沸きません。だって、それ解ったところで断然面白くなる可能性は低そうなくらい、やや残念な出来と感じました。
あ、音楽は良かったかな。
大勢のバーレスクダンサーが虹彩を形作り瞳孔が開いたり閉じたりするパフォーマンスがステキ セクシー美女たちによる万華鏡をずっと観ていたい
砂漠のなかに建てられた幾何学的デザインの住宅地はアメリカの住宅にしてはチープな感じだし。車は1950年代の名車だが派手でポップなボディカラーも安っぽい。金妻かよと突っ込みたくなるパリピ夫婦たち。フランク(クリス・パイン)とその妻?のシェリー(ジェンマ・チャン)が最初から怪しい匂いプンプン。
映画を観に行くというのはちょっとユートピアに行ってきま~す😃だったり、仮想現実を味わう娯楽だと思うんだけど、この画一化された空間や人間関係そのものが、もうディストピア感バリバリで、現実世界が自由主義だろうと共産主義であろうと、アメリカだろうと北朝鮮だろうと、多かれ少なかれ管理・支配されていることには変わらんだろうと思って、会社勤めが苦手なオイラはテンションがあがらない。あんまり、楽しくない。
ユートピアホラーというよりもこわくないディストピア版金妻。
どうせ、フローレンス・ピューお目当てで観に行ったんだから、文句言うなって?
そのとお~り。
大勢のバーレスクダンサーが虹彩を形作り、足を動かして、瞳孔が開いたり閉じたりするパフォーマンスがステキだった。セクシー美女たちの万華鏡をずっと観ていたかった。
それじゃ、予告編で充分だろって?
それを言っちゃおしまいよ。
ブックスマートはちょっとお子ちゃま映画だったから、こっちの方がよかったけど、そのわりには眠かった。
愚作だ。鑑賞するは止めた方がいい。
映画の宣伝用チラシで主演女優をみて、こころ引かれた。それで鑑賞したが、開始数分で後悔した。主演女優は美人だけど、中年になれば太ったみるも無惨な体型になる。体重管理がきちんとできるだろうか。
物語はディストピア物語だ。悲惨な現実から逃れるために、おそらく政府が実施する国民洗脳化計画の実験に応募する人達の物語。まぁ、優生思想の実験台だ。とりあえず、生活の苦労はなく、毎日安楽な暮らしを送る事ができる。それに疑問を持ったところから、話は動いていく。よくある話で新味はない。脚本がもっと練られていれば、優れた作品になれたかもしれないが、こんな映画を作るプロデューサーにも呆れる。
私は当初第二次世界大戦中、アメリカの原爆製造の「マンハッタン計画」ではないかと勘違いした。ドキュメンタリーで全米から優秀な物理学者、科学者、技術者を集め、一大コロニーが作られた事実を知っていたからだ。家族は夫や父が何の仕事をしているか理解していないだろう。超極秘の国家事業だったからだ。かねてより、このマンハッタン計画やその責任者だったオッペンハイマーを主人公に映画を製作しないのか疑問だった。広島長崎への原爆投下により人類の歴史そのもの(人類滅亡の扉を開けた)が変わってしまったからだ。影響力はこの映画の比ではない。
来年、オッペンハイマーを主人公に映画が公開されると知った。私の念願が叶った。オッペンハイマーは原爆製造を深く後悔したそうだ。私は彼に責任はないと考えている。罪人はルーズベルトやトルーマン大統領だ。
割と軽くて直球
お話は、ありそでなさそな。
いや、なさそでありそな。
そういう意味での”アリ”スですかー?
来るべきメタバースて感じもするけど
男女観が古いなーと思いました。
あとアリスがバカ正直すぎて…。
もうちょっとコソコソ調べられないんでしょうか?
本人を前に堂々と「あ や し い!!」て言っちゃうタイプ。
言わずとも、小鼻が膨らみすぎて小鼻で
「あ や し い!!」て言っちゃってるタイプ。
ド直球顔。
あとクリス・パインが驚きの軽さ。
何たらグースの羽毛布団なみ。
光GENJIのかーくんを思い出しました。
こういうのはずっしり重い、おばあちゃん家の綿布団でお願いしたい。
でも逆に言うと、従来のキャスティングやキャラ設定とはちょっとズレてるので、そこで評価される方もいるのかな…。
そこは好みの問題ですかね。
自分はもう少し顔に出さないで陰でコソコソなヒロイン
(早く逃げて〜!!)と
いかにもウド・キアーですーぅみたいなCEOが好みなので、この評価です。
音楽とか雰囲気とかのパッケージは美麗ですね。
不思議なファンタジー
ふしぎの国のアリス
とある大きな仕事をするエリート、ジャックを夫に持つアリス。他のご近所さん達同様、献身的に夫を支え、妻として家庭を守りつつ、週末や夜は華やかなパーティーを楽しむが・・・
一見パーフェクトな暮らしの中で、ちょくちょく幻想や悪夢に悩まされ、異端児扱いされ、アリスはこの世界に疑問を持ち始めてしまい、やがて・・・。
ホラーテイスト満載のスリラー作品。
大人気、ピューさんの熱演が光り、ゾクゾクと不気味な描写に惹き込まれ、この先はどうなっていくのか、期待値は上がっていく。
飛行機のくだりからは更に物語が急展開し、狂ってしまった友人や、フランクは勿論、ちょっと出のバスの運転手さえ何かを知っていそうな、細かな所にも不気味さが滲んで、良いカンジ。
・・・しかし、途中からはどうにもこうにも同じような展開の繰り返しで、停滞感がジワジワと。。
スコーンと開いていきそうな扉をまた閉められるような、もどかしいというかじれったいというか。
本当に、そこまでは引き込まれていたんですけどね。
役者陣の鬼気迫る演技があったから観れたものの、物語のシチュエーション的にはよくあるそれと言った印象を受けてしまったかな。
言ってみれば・・・
(※以下、遠回しに内容に触れている・・・かも)
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・ミ○ドサマーな不気味さに始まり、、、
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・アン○ベラムな急展開を迎え、、、
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・ドラ○エユアス○ーリーな真実と共に、、、
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・オトナ帝○な追っかけっこを迎える、、、
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…こんな感じに細かにきざんで混ぜ合わせたような作品だった。気がする。
ビックリホラーなどではなく、背筋が凍るような、精神に迫ってくるような恐さを味わいたいならおススメの作品です。
完璧な生活が保証された街ってあるのか?
男が定時に朝食を摂り、
定刻に自宅から出勤をし、
定時に会社から帰宅し、
愛妻が自宅を丁寧に清掃し、
夕食を用意して、
抱きついて迎える生活。
こんな生活を毎日繰り返し、
たまにハチャメチャ呑み食いしホームパーティで爆発する。
こんな生活は、
貧しい生活能力のない男の夢ではないか?
この完璧な生活をするために、
男は、薬や手術で意識改造して、
どんな代償を支払ったのか?
女性の夢はどうするの?
十人十色の価値観を承知に、普遍的な完璧な生活、幸福を求めることは、
危険な世界観ではある。
今日的な話題にすれば、
カルト的なバーチャル・リアリティへの警告だな。
ちなみに、
あの生活を支えていた仕事は、映画出だしの地響きの正体、1950年から60年の被曝覚悟の核実験ではなかろうか?
完璧こそが混沌だな。
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