「表向きはお向かいのアパートに住む仲のいいご近所さんだが、ニナとマド...」ふたつの部屋、ふたりの暮らし arakazuさんの映画レビュー(感想・評価)
表向きはお向かいのアパートに住む仲のいいご近所さんだが、ニナとマド...
表向きはお向かいのアパートに住む仲のいいご近所さんだが、ニナとマドレーヌはふたりの出会いの地、ローマに移住すべくアパートを売却する算段中。
しかし、結婚歴があるマドレーヌは子供達にニナのこと、ローマへの移住のことを話せずにいた。
そんな時、マドレーヌが脳卒中で倒れてしまう。
マドレーヌは退院してきたものの、話すこともできず、24時間介護が必要な状態。
ニナはマドレーヌに近づくことが出来ない。
自分が介護したいというニナの気持ちは分かるが
そこからの彼女の行動はかなり激しく過激。
なりふり構わずマドレーヌを取り戻そうとするニナの激しさに胸打たれる。
マドレーヌが倒れたことで、彼女の中の迷いや躊躇いも
なくなり、ニナの気持ちもより純化する。
ふたりに残された時間はそう長くはない。
そのふたりの時間のかけがえのなさにマドレーヌの娘アンヌも気づいている。
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