「どういう映画か分からなかった。」レア・セドゥのいつわり ティム2さんの映画レビュー(感想・評価)
どういう映画か分からなかった。
ビジュアルは普通のおじさんだが、モテる作家。
聞き上手というか、話を聞いてくれるから好かれるのか。
序盤、会話が多くて字幕読み疲れた。
興味深く感じるが、退屈にも感じた。
会話が楽しいところもある。
彼女たちの話を聞いてると、作家とのことに関係することが出てくる。
ユダヤ人のことによく触れる。
複数の社会問題を女性たちに語らせてる映画なのかな。
話す内容はリアリティがあるのか荒唐無稽かわからないものもあった。
話を聞いて、本のネタにもなって、性欲も満たせる。作家に都合良すぎた。
イスラエルの話が少し出てくる。
主人公はユダヤ人で、作者はこの話をもっとしたい。
主人公の作家だけでは惹きつける魅力に欠けるが、女性たちがいろいろ問題がありバランスを取ってる。
レア・セドゥが魅力的だから見れた。
途中の裁判シーンは視聴者に突っ込まれるのを見越して先手を打ってるような。考えすぎか。作家の受け答えとか、彼への不快感を持つ人に、わざと余計な挑発してたように感じた。
女性たちに自分との関係を言わせて、自分の魅力を再確認して酔ってるとこがある。
安い褒めのカツアゲをする。
モテる理由はなんだろう、聞き上手だから?
作家も結構しゃべる。魅力がいまいちわからない。
終盤で浮気を疑われた作家が奥さんに想像で書いたと言ってて、どっちなんだ、と一瞬。
本を出すとしたら本名で出すという作家。
事実と思われても創作と思われてもどっちでもいいんじゃないかな。
創作ならすごいし、事実ならプライベートが充実してるモテの自慢。
作家は怒ると幼くなり、自分勝手で勢いで押し切ってくる。すごく嫌なやつになる。
不倫相手との恋愛は全然感情がついて行かず冷静に見てたため、最後も冷めて見てた。
恋愛映画として見てなかったけど、最後にもしかして恋愛映画だった?と思った。
文学的で小難しい話だけだと興味を維持できないから、恋愛や性のパートがあったのかな。
実際このパートがあったから読むのに疲れ過ぎなかった。
それとも作家の自由で充実した生活と身近な悩みを会話劇で表現したかったのか。