鋼音色の空の彼方へ

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鋼音色の空の彼方へ

解説

名古屋・大須を拠点に活動するメタルバンド「OUTRAGE」のデビュー35周年を記念して製作された劇映画。OUTRAGEの映画でメンバーを演じることになった4人の若者の葛藤と成長を、オール名古屋ロケで描き出す。ヘビーメタルを愛する朝倉みどりは、プロデューサーとしてメタルバンド「OUTRAGE」の軌跡を振り返る劇映画を製作することになるが、メンバー4人を演じるキャストには、サブカル俳優の山内聡、ネット配信歌手の前田徹、若手芸人の佐久間駿、新人俳優の加藤優馬という、メタルとは無縁な者たちが起用される。朝倉やバンド好きの共演者・可那子に導かれてヘビーメタルと役作りに没頭する4人は、OUTRAGEが経験してきた過酷な日々を演じる中で、自身が抱える苦悩やふがいない生き様を劇中の役と重ねあわせ、己と真摯に向き合っていく。音楽評論家の伊藤政則が原案、OUTRAGEの映像作品を手がけてきた山田貴教が監督を務め、キャストやスタッフには名古屋で活動する人々が揃った。OUTRAGEのメンバーもカメオ出演。

2022年製作/102分/G/日本
配給:スターキャット
劇場公開日:2022年6月3日

スタッフ・キャスト

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(C)2022「鋼音色の空の彼方へ」製作委員会

映画レビュー

4.0メタル好きはもっと好きになるし、そうじゃない人はメタルを好きになる

2022年6月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

 舞台挨拶で場内が温まっていたことを差っ引いても面白かった。バンドメンバーを演じる4人とも荒削りだが、それぞれの個性がよく出ているし、ミュージシャンに必要なソウルを感じる。最後は、しっかりと彼らのアウトレイジになっていた。

 バンドのヒストリームービーではなく、35周年を迎えた「アウトレイジ」の伝記映画に挑戦する若者たちの物語。メタ的構造で、冒頭のシーンは「カメ止め」の雰囲気がある。プロデューサー役の女優さんが、張りきりすぎてちょっと引いてしまう感じがあったが、同じメタルを愛する人間として許しちゃいましょう。

 マドンナ役の女の子のメタル愛に溢れるマシンガントークには笑ったな。全部、あなたのお父さん世代だよ。

 ライブハウスのオーナーが、丹下役の子を特訓するところは熱かった。「セッション」を思い出すくらい、ドラムを叩く熱量がすごい。

 メタル好きはもっと好きになるし、そうじゃない人はメタルを好きになる。そんなムービーですよ。

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