「今年一番の“がっかり”映画」PLAN 75 moriemonさんの映画レビュー(感想・評価)
今年一番の“がっかり”映画
『プラン75』を観て
『ソイレントグリーン』が描く近未来は、2022年の出来事。その年に作られた『プラン75』には因縁めいたものも感じて少し期待したのですが、今年一番の“がっかり”映画でした。
安楽死が選べる「プラン75」事業と、用済みの高齢者の生活実態とがそのままストレートに何の疑問もなく繋がっているだけで、“新しい問題”が一切描かれていない。つまり、ありきたりの社会問題をちょっとだけ手法を変えて作り変えた映画に過ぎず、なんの思想性も無い。
『ソイレントグリーン』とは、1973年に制作された社会派SF映画で、同じく安楽死が合法化された社会を描いています。
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