「完成度の低い残念な作品」PLAN 75 カールのおっちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
完成度の低い残念な作品
このテーマーは昔から想定された課題であっただけに、
この映画では時代設定が甘く近未来設定なのに、
20年ほど過去に遡る単純な社会管理システムとなり、
緊張感もなく単に心情的で個人の心象風景ばかりが展開されるだけ。
そもそもが登場全員が高齢五体満足で、
このように心身健康な高齢者問題以前にもっと大きな諸問題が横たわっているのに、
この映画のPlan 75は最初からラストは、再帰、存命、縁などの希望が設定されていて、
そこに落ちていない、無理に落とした後味の悪さだけで、満席の高齢者から不満の声が漏れていた。
それにしても、
初日のこの時刻なのに沢山の高齢鑑賞者だった。
これは、賠償千恵子さんの力でしょう。
キャスティングにかなり人材を入れていたのがエンドロールで知れた。
高齢出演者全員が、
まだ20年以上も頑張れそうな元気が画面に出ている人ばかりだった。
それも作品の狙いなのかもしれない…
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