「息をするために。」生きててよかった bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)
息をするために。
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これはボクシング映画です。ボクシング映画好きの方、見逃すには惜しいです。殴り合いと女神です。ドロドロです。ボロボロです。汚れです。底辺感バリバリです。
言葉がグサグサ刺さります。人間像がキレイ事からは程遠く、街の兄ちゃんやオバハン寄りです。性描写あります。脚本は臭いがします。臭いです。画もドロドロ感に溢れてます。役者さんが良いです。分かりやすく熱演です。誰も彼もが、暑苦しいけど、リアリティ増し増しだったりします。
止められない。夢に取り憑かれたら、止められなくなる。イヤイヤ、夢だなんてキレイなもんじゃなくても、何かに取り憑かれたら止められなくなる。そんな人間の性をネタに、ゆっくり話を進めますが、展開もシナリオも陳腐と言えば陳腐です。ユニークなのは、下ネタ系もガッツリ取り入れてること。女神もドロドロ系で止めにブロッコリーw
と言うか。
ここはムネアツか?泣かしに来たか?
と言う、最高の場面で「世界世界世界世界世界世界世界世界・・・・」
クッソ。ヤラレタw
で。最後は、チ~~~~~ン。
陳腐な展開も、この店仕舞いの、一筋縄では行かない可笑しさが好きw
息をするために、自己の呪縛を殴り破ることしかできない、底辺の男と、「男」以外には何もない女の物語りは、120分超の尺のドロドロワールド。比喩的ワールド無しの、怒ストレートシナリオで、感動なんぞは狙ってません。虚無主義に通じるとも見て取れますが、やっぱり感性は若いw
面白かった。結構。
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